自由研究には向かない殺人

ホリー・ジャクソン



デビュー作らしいけれど、なかなか凝った作品でした


まず、自由研究の課題の取り組みの目標シートのページ(レイアウトもその用紙のように)



メッセージアプリでやり取りする証拠をつかんだときはその画像風



犯人と思われる人のダイアリーをる見つけた時もそのページ画像を

というように



内容は、子供の頃とても優しい、いい人だった高校生男子が殺人容疑になったのち自殺する。それを疑い、自分が高校生になった時に自由研究のテーマとして"殺人者は別にいて、自殺でもないのではないか"というような取り組みを始める。

頭のキレる、ジャーナリストになりたい女子高校生と、死んでしまった男子の弟がその謎を解いていく話


ひとつひとつつぶしていくところ、脅されても根気強く調べ、脅す犯人も追求していく姿が新しい女子高生として気持ちよかった。

またその環境も、白人の母娘と、再婚したあとの黒人の父とその外見が遺伝した弟、見た目は違って見えてもガッチリ仲の良い家族として信頼しあっているところもいい。


図書館で予約していたのだけれど、何を見て予約したのか不明…新聞書評かな