今日は私の実家で法事があり、久しぶりに親戚が集まった。
私の母は6人兄弟で、私にはイトコが10人いる。
幼い頃はみんなで集まってよく遊んだ。
夏は、合宿のように布団をズラっと敷き詰めてワイワイ眠る。
祖母がしてくれる怪談話をみんなで怖がりながら聞いては、
「次の話は?」とせがんでいた。
庭には柿の木があり、木登りをして実をとって食べたり、
どろんこあそびをしたり、ダンゴムシをビンに集めたりして遊んだ。
年上のお姉ちゃんにカラーゴムで髪を結んでもらって、
可愛く変身できるんだ!と心をふくらませた。
年下の子をまとめて、忍者ゴッコやディスコごっこなんかも
していた。
小さな悪いこともいっぱいした。
ベッドでジャンプして欄間の障子を全て破ったこともあるし、
調味料や野菜の汁をデタラメに入れて「毒ジュース」を作って
飲ませてみたり。
祖母の浴衣を引っ張り出してお姫様ゴッコもよくした。
今の私から見れば、やめなさい!と言いたくなるような
イタズラや危ないことばかり。
でも本当に楽しかった。
今はみんな大きくなってそれぞれ生き方も違うし、
会う機会も少ない。
それでも共に遊んだ日のことは一生忘れないし、大切な存在だ。
娘の子ども時代は、私の時とは全く違うものになるだろう。
適度に親の目を逃れて、子どもだけの世界で遊ぶ
いいかげんな、でもワクワクする雰囲気を
味わわせてあげることはできないのかもしれない。