美しいもの | 事実追求 真実探求

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ちょっと立ち止まって、考えてみよう

昨日の朝日新聞(夕刊)に
アンケート結果が出ていた。


寺社の塔を対象に選んだ「好きな塔」である。
候補は平山郁夫さんが選んでいる。


その結果は以下の通りだ。
1位  法隆寺五重塔(奈良)
2位  薬師寺東塔(奈良)
3位  興福寺五重塔/三重塔(奈良)
4位  醍醐寺五重塔(京都)
5位  室生寺五重塔(奈良)
6位  羽黒山五重塔(山形)
7位  東寺五重塔(京都)
8位  瑠璃光寺五重塔(山口)
9位  厳島神社五重塔(広島)
10位  浄瑠璃寺三重塔(京都)


この中でオレが実際に行ったこと、
見たことがないのが、
羽黒山、瑠璃光寺、厳島神社、浄瑠璃寺だ。
そんなことはどうでもいい。


候補になっている中でも、
五重塔は多いのかもしれないが、
ランクインは五重塔が多い。


確かにオレもヘボい五重塔は
見た記憶がない。
上記ランクインした五重塔も、
以前このブログで書いた仁和寺、法観寺の
五重塔も美しい。


順番を決めるとすれば、
塔そのものでなく、
その周囲の環境と五重塔の
マッチングの良さで
決まるような気がする。




美しい五重塔はまだある。
幸田露伴の「五重塔」だ。


木目美しき槻胴、
縁にはわざと赤樫を用ひたる岩畳作りの....。
(もくめうるわしきけやきどう、
ふちにはわざとあかがしを
もちいたるがんじょうづくりの....)


文語なので意味は不明だ。
だが、音読すると分かるが、
非常に調子がよく、
美しい文体だ。
でもこの本、持っているのだが、
読了していない。




CMだったか何だったか忘れたが、
「美しいものは存在し、
存在するものは美しい」
ということばを聞いた記憶がある。


あるサイトで見たのだが、このことばは、
プラトンのイデア論らしい。
オレの知識、教養では、
ここから先が続かない。


でも、「美しくなければ、存在できない」
とは言っていない。


その「美しくなくても存在できるもの」の
代表は「人の心」だろう。
それどころか、美しくないほうが
しぶとい場合もある。


「美しい心」は折れやすい。
「美しい心」を「志」と言い換えると、
司馬遼太郎の作品「峠」で
次のような箇所がある。
「峠」の中で一番好きな箇所だ。


志は塩のように溶けやすい。
男子の生涯の苦渋というものは
その志の高さをいかに
まもりぬくかというところにあり、
それをまもりぬく工夫は格別なものではなく、
日常茶飯の自己規律にある、という。


もう少し続くが、
著作権を侵しかねないので、
ここでやめる。


でも、この部分はかっこいい、美しい。