琳派から日本画へ | 事実追求 真実探求

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ちょっと立ち止まって、考えてみよう

山種美術館へ今日行ってきた。
細かい説明はいつものように省く。


見ていると、気づくことがある。
琳派だとか、その影響を受けているとか、
そんなことはどうでもよくなる。


知識を増やすため、勉強をするため、
行っているのでない。
単純にスゴイ(と思う)作品を
見に、探しに行っているので、
琳派だとかはどうでもいい。


そんな中で、今日の一枚は、
菱田春草「月四題のうち 夏」だ。
このブログでも、以前に取り上げた記憶がある。

「夏」だけでなく、四題すべてが展示してあるが、
「夏」がいい。


この四題、ものすごく地味な作品だ。
でも、よく見ると、技術満載の
見どころが多い作品である。


四題とも、満月だが、
その月は書いていない。
背景を塗ることで、
その塗り残しが月に見える。ニクい。


「夏」のぶどうの葉をみると
よく分かるのだが、
たらし込みが絶妙だ。
隣の葉と重ならないところがすごい。
微妙な間隔が取れているのだ。


この作品、春草が亡くなる一年前の作品らしい。
なんとも残念だ。


ところで、東博では大琳派展よりも、
本館にある春草の「微笑」や
大観の「五浦の月」の方が
はるかに上だと思う。
千数百円払う価値はこちらにある。


ついでに同じ部屋に展示してある木彫、
高村光雲「老猿」、
平櫛田中「鳥有先生像」も
「微笑」、「五浦の月」に
負けず劣らずの力作だ。