読書の一番いいところは何か?
いくつか考えられるが、
そのひとつとして、
自分のペースで考えられる、
想像できること、
だと思う。
しかも、ある程度深く考えることができる。
TVでは基本的に流れているものを見るだけである。
製作サイドが考えさせようとしても、
平均的なペースにならざるを得ない。
インターネットでも考えられないことはない。
だが、検索すれば、正誤はともかく、
何らかの答えは出る。
しかも、いくつかの解が出てくる。
こんなものばかりに頼ると、
深い考えをしなくなる。
そればかりか深い考えができなくなる。
慶応大学の徳田英幸教授が講演で、
「今はじっくりと考えることが減っている」
と話されたことを聞いたことがある。
とかく現代は仕事でも何でも、
スピードが優先される。
あるインターネット関連の会社の社訓のひとつも、
「スピード・スピード・スピード」である。
スピードが優先されることを
オレも否定はしない。
でも、ここぞ、というときは考え抜き、
答えを出したい。
それが大した答えでなくても、
結果的に徒労に終わったとしても、
今後、何らかの糧になるだろう。
やはりバランスだ(いつかも使った言葉だが)。
速考と遅考。
速考のみで、深くまで想像できればいいのだが、
普通の人は無理だろう。
読書は
じっくりと考える、想像する、
そして、他者に思いやりを持つ、
優しくなれる、自分勝手さを抑える、
ことにもつながるひとつの方法、道だと思う。