特別展などはやっていない。
収穫の1つは、川瀬巴水の作品が見られたこと。
おそらく、MOMATでははじめて見た。
今回は、「旅行記としての美術」として、
5点、展示されている。
作品名などはメモしていないので、
MOMATのホームページを見ると、
陸奥、松島、房州、しほ原、越後、
がモチーフとなっている。
これらの作品群より、
東京の風景の版画の方が好みである。
ただ、なぜ好きなのかは説明できない。
理由は不明確でなんとなくだけど、
どちらが好きかと言われれば、
間違いなく、東京の風景を選ぶ。
その他の作品では、初見ではないのであるが、
川端龍子:草炎
太田聴雨:星をみる女性
がいい。やはり。
龍子の作品は、六曲一双の大きな屏風の作品。
全体を墨で真っ黒に着色した上に、
金泥で草を描いている。
その草は雑草。
墨の真っ黒な地も新鮮な上、
のびのびと生える雑草。
「健剛なる芸術」が
炸裂している作品だと思う。
聴雨の作品は、以前に触れたかもしれないが、
文句のつけようがない作品。
見事な線で描いている。
モチーフ的には、凄いものではないのだが、
圧倒される。
ただ、不思議なのは、
聴雨が有名でないことだ。
他の作品を知らないのだが、
これほどの力作がもっとあれば、
有名だと思うのだが、
そうではないということなのか?
夭折しているわけではないようだし。