花鳥画 | 事実追求 真実探求

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ちょっと立ち止まって、考えてみよう

山種美術館で今やっている展覧会は、
「夏休み特別企画 いきもの集合! ー描かれた動物たちー」。


これだけ聞くと、「夏休み特別企画」
ということもあろうが、どちらかというと、
かわいい、楽しい、愛らしい動物の絵の
展覧会のように思える。
だから、オレにとっては、
イマイチなのかと思ってしまう。


しかし、日本には「花鳥画」と
いわれるジャンルもある。
「花鳥画」と聞くと、途端に、
ストライクゾーンに入ってくるように思える。
凄さを感じる絵と思ってしまう。


かわいい、楽しい作品よりも、
凄さを求めることが多いために、
「花鳥画」の方が好みなのだ。


もちろん、この「いきもの集合!」にも、
いわゆる「花鳥画」的な作品もある。
お気に入りの作品は、以下の4点。


・狩野芳崖 芙蓉白鷺
・小林古径 牛
・竹内栖鳳 蛙と蜻蛉
・川端龍子 黒潮



・狩野芳崖 芙蓉白鷺
いわゆる花鳥画のイメージが強い。
輪郭線が強く、太く明確な部分があり、
印象に残る。もちろん、大観、春草、観山ら、
その後の画家が、受け継いでいったと
見られる部分もある。


そして注目すべきは鋭い白鷺の目だ。
不必要に思えるほど鋭い。
でも、そんなところが「花鳥画」で
もっとも好きなところでもある。
必見の作品。



・小林古径 牛
古径の線は美しいと言われるが、
それがよく分かる作品。
特に白牛の「決定的な線」は見事だ。
また、先の白鷺同様、この牛も鋭い目が
印象に残る。これも必見。



・竹内栖鳳 蛙と蜻蛉
先の2作品とは異なり、
癒しを感じさせる作品。
とくに蛙のジャンプ力の源、
後足に癒される。

鳥獣戯画ともなんとなく印象がダブる。
栖鳳の作品は、あまり好きではないのだが、
この作品は好きな作品に入る。



・川端龍子 黒潮
同じく龍子の「鳴門」ほど大きくはないが、
天然群青が鮮やかな作品。
原価はいくらなんだ?、
と思わず、考えてしまう。


描かれている飛魚をじっと見ていると、
だんだん、おいしそうに見えてくる。




ところで、昨日入館料のことを書いた。
この4作品だけを見るとして、
入館料を800円とすれば、
一作品あたり、200円。
そう高いとも感じない。


実際は、100円割引券を使い、
作品も50点ほど展示されているので、
一作品あたり、14円程度になる。
いやらしい考え方だ。


そして、3000円くらいの
年間フリーパスがあると嬉しい。
山種美術館さん、新美術館オープンを
機会に考えてください。
他の私設美術館さんも検討ください。