名前には本人の意識と社会での地位が反映するという話。 たとえば私より一世代上のいわゆる戦争花嫁(日本に限らず、イタリア、ドイツなどからアメリカにやってきた人たち)で、姓を夫と同じにしなかった人はほとんどいないだろう。 この世代の人たちはファーストネームもニックネームに変えている人が多い。やすこさんならスー、たまこさんならタミーというように。


私も、問題意識がなかったというか、そのほうが簡単だろうという単純な理由でツレアイの名前にした。 結構珍しい名前なのでいつもいちいちつづりを言わなくてはいけないと思い知ったのは結婚してずいぶんたってからだった。 この町にもこの州にも同じ苗字の人は私の家族以外にはいない。 旧姓のままのほうが短いだけスペルをいうのが簡単だったかも。


ところがここ数年、アメリカ人と結婚している若い世代の日本人でそのまま旧姓を保っている人たちに出会うことがある。 たいていは30代の人。 ファーストネームもそのまま、アメリカ式に変えたりはしない。 頼もしい限り。