暑いラスベガスはどこへいっても旅行客であふれかえっていた。 アメリカの田舎から出てきたおじさんおばさん(私たちもこのうちに入る)、若いカップル、友達らしいグループ、信号で待っているときに聞こえる言葉はフランス語、中国語、ドイツ語に、スペイン語。 今回のベガスで目に付いたのが老年の夫婦らしいカップル、それも奥さんのほうが車椅子に乗っていたり、歩行器をおしていたり、杖を突いたりしている。 そばにいるのが同じような年頃のだんなさん、自分もあんまり足元が確かではない。
愛されている自信がないと車椅子を押してもらおうとはおもわないだろうなあ。 手間をかけて悪いとか、遠慮してしまってはもういっしょに旅には出られないだろう。 2人の歴史に支えられてこうして車椅子を押す人と押してもらう人がいるんだ。 などと考えさせられた。
30年たってもこうしてベガスに遊びにこられるかなとツレアイに訊くと、もちろんという。 30年後の二人を想像できるようになったのは私も年ととった証拠なのか。