20年30年たって同じ本を読んだり映画を見たりすると、共感する人がぜんぜん違っていたり、前とは違う視点を見つけたりして、びっくりすることがある。 若い時には何にもわかってなかったんだなあというのが共通項の感慨。 たとえば、サウンドオブミュージック、 小学校の4年生のときに見て、その当時医学生だった叔父に頼んで英語の歌にひらがなのルビを振ってもらって丸暗記した。 今はマリアの純粋さなどハナにつくだけ、あの男爵夫人の悲しみに共感、子供の扱いの下手なところ、かわいいと思ってしまう。 

たとえば、映画 ”卒業” はじめてみたのは高校のころか、サイモンとガーファンクルの歌に魅せられて、これまた一生懸命歌詞を覚えた。エンドシーンのバスの中、ダスティンホフマンとキャサリンロスの笑顔で終わる。 今になってみれば、この関係3年と持たないというのは歴然である。 Mrs.ロビンソンと関係しておいて、それでその娘と結婚したいだなんて、問題山積みだよな。 今ではアンバンクロフトの演ずるところの母親の不満に痛みに感情移入。 そもそも10歳と違わないのに何でガールフレンドの母親役なわけ?

25年ぶりに見た”The Way We Were” ロバートレッドフォードのかっこいいこと。 バーで居眠りをしている時のドレスホワイト(海軍の制服)あれに参らない女の人はいないだろう。 バーバラストライサンドのやるせない思い、一生懸命さが次第に相手には負担になるところ、よくわかる。 不滅の名作に変わりはない。 昔はどうして2人が分かれてしまったかよくわからなくて歯がゆかったけど、今はよくわかる。 最後の再会シーンでは相変わらず泣いてしまう。