昔々昭和30年代のころ、コーンビーフの缶がたまに夕食に使われていたような記憶がある。どういう料理だったのかは覚えていない。 たぶんごはんと野菜が主でコーンビーフは味付けに使われていたのではないか。 今あのピラミッドを途中で切ったような形の缶は健在である。 だが加工された肉の缶詰は栄養価の面でもあまり評価が高いとはいえない。 保存料や、塩分、脂肪分など、食べていいものとは思えない。 子供たちは、もちろん毛嫌いする。 コーンビーフなら本当の肉を買ってゆでればいいし、そのほうがずっとおいしいのはわかっているのだが。


私は時々缶を買って、キャベツをいためたり、朝ごはんにジャガイモといためて、玉子焼きのつけあわせに食べたりする。 スパムと一緒で、戦後には結構重宝されたのではないか(日本では特に)。 昔の缶は出っ張っている端をそなえついている小さなねじでくるくる巻いて空けたもの、今は引っ張って底の部分ががぽっと取れてしまう、 簡単すぎてものたりない。 相変わらず、脂肪分が白く固まっている。 なんとなく懐かしい食べ物。