サイノスケにイヌネコのアレルギーがあるとわかったのがもう2年前である。 お医者さんの言うように、ハイ、それではと、よそにやれるはずもなく (イヌネコを それともサイノスケを?)、大学へ行くまでの辛抱と、アレルギーの薬を飲ませ、猫たちはガレージに国外追放、スミはダイニングルームと台所にのみいることを許される。 ダイニングとリビングの間には何もないけど、この見えない線から出てはいけませんとしつけた。 ツレアイがいるときはその見えない壁の前に座っている。 でも私や子供たちだけのときは、ずうずうしく、少しずつ這い出して、いつの間にか、リビングルームの真ん中辺に寝そべっていたりする。 怒鳴られて、すごすごと戻っていく。


サイノスケは大学の寮生活がもう2週間目アレルギーの薬のお世話になることもなく、すごく気分がいいそうだ。 今晩は10時過ぎから、雷がなり始め、スミは怖がって、なかに入らせてくれーとガラス戸を前足でやたらと引っかく。 仕方なくなかに入れてやると、私について地下に降りようとする、おいおいお前の居場所はここでしょとダイニングテーブルの下に連れて行く。 怖くて誰かと一緒にいたいらしい。 仕方なく、同じ部屋にこうして居て、コンピューターに向かっています。 大きく雷がなるたびに私のほうを見ている。 まったく臆病なやつ。