医学校の新入生に、47歳の人がいると書いた。 アメリカでは転職、あるいは学校に行きなおすというのが結構盛んだ。 サイノスケが高校に入学したときの学年は600人以上いた。でも、卒業式に出られたのは300人ちょっと。 約半分はドロップアウトというわけ。 これではいけないと思い直して、勉強すれば、高校を卒業しなくても、それと同じ資格がもらえる、GEDという試験がある。 それを通れば、大学の入学申し込みができるのだ。それからあとはいくつになってもやる気さえあればいける。私がロースクールを卒業したのは36の時。 同じクラスに、医者が2人どちらも40すぎ、救急病院で働く医者と歯科外科医。 そのほかクラスメートには子供が大学へ行って手がすいたので、自分の勉強を始めたという奥さんもいれば、 幼児のいる人もいた。 私は3年間の間に、2人産んだ。 構内のカフェテリアのオバサンに年中妊娠しているみたいね、なんて言われた。 仕事しているより、学校にいるほうが勝手ができてちょうどいいんじゃないかと、もちろんもう高齢期出産で急いでいたということもあった。
こういう融通の利き方は日本では考えられないかもしれない。 ずーっと学校の先生や看護婦をやってきたけど、法律関係の仕事につきたいと思えば、ロースクールにいけばいい。 医学部のほうは、年をとっているとかなり難しいらしいけど、それでも可能性はある。 65歳を過ぎると、地元の公立の大学では授業料無料で、聴講できる仕組みもある。 こういうところはしっかり利用しなくてはと思う。
一度おちこぼれるともうほかの選択肢がなくなるのはむごいと思う。