リュウザエモンは12-3歳のころから、ベーキングにこり始めた。 クッキーやケーキをちゃんとレシピを見て焼いたりした。 私はもっぱら箱入りのインスタント専門だけど。 初めてチーズケーキを作ると言い出して、必要なもの、クリームチーズのパッケージを3つとか、グラハムクラッカーの砕いて粉になったもの(周りの皮になる部分)とか、スーパーで買いあつめた。 その時、別に何も思わずに、サワークリームも買った。
台所中大奮闘の末、やっと、チーズケーキの形になったものがオーブンに収まった。 これであとは焼けるのを待つばかり。 家族みんなの期待の中、焼き立てを取り出す。 うん? 真っ白な中に何その青い点々みたいなものは? あわてて、空のサワークリームの容器を見ると、なんと、チャイブ入り、と書いてあるではないか。 べークトポテトに付け合せするのに便利なように、チャイブが入っている。 これはちょっと。
甘いことは甘いのだが、何しろきつい香草のおかげで、さすがのツレアイでさえ、ちょっと食べるのは無理。 これは後年に残る逸話になるとリュウザエモンを慰めた。 でもそのおかげで仕事場に行って同僚をかなり笑わせてもらったけどね。