ツレアイは着るものにこだわらないといえば聞こえはいいが、気にしない人である。 家族で行くジムに、長さの違う白いジムソックスをはいて現れて、さきに来ていた子供たちのヒンシュクを買ったりする。 短パンは洗濯のし過ぎで色がはげて、お尻のところだけ丸く色が残っているのを、着ていたりする。 黒のソックスは漂白剤を入れて洗濯したらしく片方が微妙に色がはげていたり、シャツを裏表に着ていたりする。
そのツレアイのお父さん、私の舅に当たる人は、学生時代、ニューヨークの地下鉄に乗っているときに、向かいの人から、変わったソックスをはいてますね、といわれたそうだ、片方が黒、もう一方は黄色だったそうな。 そういわれて、そうなんですよ、家に帰ると同じペアがありますと言ったんだって。 めげない人だ。
その舅はその同じ学生時代、毎週洗濯物を小包で実家に送っていたんだって。 いやー、すごい。 のどかな50年前の話。