サイノスケは今晩もジャズバンドの仕事で留守。高校のバンドなのでお金はもらえないけど、聞いてもらえるだけで楽しいらしい。今夜はホスピス。〔死にかかっている人たちがお客さんなのといって顰蹙を買う〕 先日は老人ホーム。 〔こっちもあとが長くない人たちだ〕 スイングを演奏したら、みんなすごく喜んでくれたと言ってた。エレキのギターとベースを弾いている。 たまにはソロもあったりして、立ち上がって格好をつけている。 日曜には高校最後のコンサートが町の公園の催し場である。
サイノスケは最初はクラシックギターをやり、フラメンコに一時懲り、30分25ドルというこちらでは破格のレッスンを受けた。 それから、学校のジャズバンドでジャズにはまり、今に至る。 ピアゾラ (アルゼンチンタンゴの作曲家)を教えてやって、2人で感激して聞いた。 ヨーヨーマとの競演なんて、背中がぞくぞくするほどいい。 血が騒ぐ、もしかして前世ではアルゼンチンにいた? 昔々父親が聞いていたタンゴを思い出しているのかも。
ダンス教室で習ったタンゴはアメリカンタンゴといって、アルゼンチンのとはまったく別物。 映画の ”アサシネイションタンゴ”をDVDで借りてきて、何度も何度も踊りの場面ばかり見た。 いやーあんなふうに踊ってみたい。 今度生まれてきたら、きっと。