朝起きて裏庭のポーチにウサギがいる。 でも動かない。座った姿勢で固まっているらしい、文字どうり死後硬直。 どうやら、スミがそこに持ってきたらしいのだが、果たして、殺して、もってきたのか、死んでいるのを見つけて、リトリーバーの本能が働いたのか。 


スミの態度がおかしい。まるで悪いことをして罪悪感にとらわれているような。 最初は体具合が悪いのかと思った。 普段のように、無邪気に跳ね回って家の中に入ろうとしないし、私たちと目を合わせない。 おなかが痛いの?何か悪いものでも食べたの? ウサギのいる場所もあいまいである。 私たちに見せびらかして自慢したいときはガラス戸のすぐ外にもってくるのだが、ウサギはポーチの向こう側の端にいる。


いつまでも置いてないで早く始末してよ、といっても子供たちは ”気持ち悪い、いやだー” 

真の男じゃないねといっても平気、結局つれあいがペーパータオルとスーパーのプラスチックの袋をもって出て、ウサギの耳をつかんで、袋に入れ、外のゴミ箱にポイ。 あとで言うことには、ウサギの傷の様子から見て、スミが殺したのかもしれないと、でも食べるところまでは行かず、どうしていいかわからなくて、それで悩んでいたんじゃないかと言う。 


イヌが悩むか。 フーン。 でもウサギを始末したら、スミはとたんに元気になりました。