去年の夏、仕事のないクマゴローとサイノスケはテンプエージェンシーの仲介で、プラスチックのピッチャーにコップ8個を中に入れ、ふたをして、出来上がりと言う単作業をした。 1日8時間、倉庫のセメントの上に立ち尽くめ、エアコンなし、休みは 午前と午後に20分ずつ。 お昼休みは30分。 帰ってきて、腰が痛いの、腕がだるいのというが、一番苦しかったのは、街のラジオ局、流行歌を1日中聞かされたこと。 2日行って、 もっときてくれといわれたのに、結構ですとことわったとか。
リュウザエモンは年齢が足りず、テンプには登録できないので、それをいいことに、夏の間惰眠をむさぼっていた。 と言っても結構要領のいい子、知り合いや友達の家のペットの世話や、留守の間の家の見回りなど、あの子がいちばんおこずかいは儲けていたが。 夏が終わったころから、いったいこの商品がお店に並ぶのはいつだろうと待っていた。 Wal-Mart の注文と言うのはわかってたから、毎週買い物に行くたびに探していた。
それを昨日見つけた。クマゴローがこれだ、これだといって、カートの中に入れた。 帰って、サイノスケに見せると、それぼくが作ったものだと言う。 組み立てただけのくせに。 時間給6ドル。 ピッチャーは 1ドル95セントでした。 いかにも安物で使う気しないなあ。