うちには2歳になるブラックリトリーバーのスミがいる。まっくろだからスミ(墨、炭)、まったくの短絡思考の名前。 そのスミが去年の夏初めててんかんの発作を起こした。 子供たちは目の前で起こる発作をどうすることもできず、でも15分もたつとまた元気に走り回り、ほっと胸をなでおろした。そんなに頻繁に起こらなければ、薬も必要ないし、リトリーバーには珍しくないそうで(獣医さんによると)そのままほっておいたしだい。
1年たってまた発作。今回は私の連れ合いの目の前。発作の後、しばらくは自分は誰か、どこにいるのか。わからず混乱状態。人柄というかイヌガラもすっかり違っていて、怖いみたい。パニックに陥って、吠え掛かっているのを見て、連れ合いは急いで、ベンチを引っ張って自分とスミのあいだをふさごうとしたそうな。そのベンチというのがもとは教会ので樫でできた重たいやつ。引っ張った力のあまり、自分の足の親指のつめをすっかりはがしてしまった。 痛かっただろうと思ったのはずーっと後。自分で消毒してガーゼをあてて。叫び声もあげず、こういうときは、感心する。
というわけで、当分靴もダンスもお預け。口の悪い私の同僚に言わせると、”ダンスレッスンから逃れるためには何でもするよねー”