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すてぃんがー(P)

特に意味もない事ばかり書いてます

諸君、私が今回の「アニマス&G4U迎撃作戦」の指揮を執るすてぃんがー中佐だ


えっ、なぜ中佐ごときが作戦司令官か、って?


それは大人の事情ってヤツだ




まあいい、作戦の概要を伝える


現在絶賛放送中のアニマスだが、

我々に対して10月からBDによる波状攻撃を毎月行う事が判明している



それに先立ち、今月10日には敵の威力偵察部隊と思われる「READY!!」が来襲、これを迎撃した


また、来月7日に威力偵察部隊の第二派が来襲するという情報をつかんだ



また、敵はファンディスク「G4U」を実戦投入するという情報もあり、油断は禁物である




まあ、ひとまずはCD&BDの迎撃に専念すればよいだろう




では諸君、健闘を・・・





ん?


空中管制機より緊急入電だ・・・



なにっ!



11月から来襲するのはBDだけではない・・・?



ではなんだと・・・



BDとG4Uの混成部隊だと!!!



なんてことだ・・・



これでは我々の戦力配分を再検討しなければならないではないか





まず、BDは一巻が\19800、二巻~九巻が恐らく各\9980、


ANIM@TION MASTERが02以降合計\17000程度



ということは、合計¥116640程度か・・・





ということで、かなりの激戦が予想される


諸君の奮闘を祈る







ん?私はどうかって?



・・・正直言って、キツイ


というかムリ

―1年前―



それは、プロデューサーがハリウッドから帰ってくる日の事である





俺はパラシュート降下訓練を終え、部屋でくつろいでいた

すると、ドアをノックして伝令がやって来た



「凉月中佐、基地司令がお呼びです」



「わかった。
 今行く」



俺は短くそう答えると、上着を羽織り基地司令の元へと向かった



「凉月和也中佐、参りました」

部屋では、基地司令がいつものように愛銃の手入れをしていた

「やあ、凉月君。
 突然で申し訳ないな」

「いえ。
 それで、話とは?」

「ああ、実はな・・・
 君には第86空挺連隊隊長の任から離れてもらいたい」

「司令、それは・・・」

俺は突然の言葉に驚きを隠せなかった。

「まあ聞きたまえ、凉月君。
 君には新たな任務に従事してもらいたいのだよ」

「新たな任務、ですか?」
「そうだ。
 凉月中佐、君にはある場所で警護に当たってほしいのだ」

「ある場所、ですか?」

「それは・・・
 765プロダクションだ」
「765プロ・・・」

その名前は聞いた事があった

一年ほど前から、国民的な人気を誇るアイドルを輩出し続ける事務所だ


「しかし、司令。
 それは警察の仕事ではありませんか?」

「本来ならば、な
 だが、今回は違う
 これを見たまえ」

そう言うと、司令は棚から一個の小包を取り出し、俺に差し出した



「これは・・・」

「そう、シグ・ザウエルP226、軍用拳銃だ。
 今朝例の事務所に届いた。
 これの意味がわかるかね?」

「脅迫・・・ですか」

「そう。
 そこで、君の出番という事だ。
 万が一に備え、銃器の携帯、使用許可も下りている。
 まあ、お偉いさん逹も本気、という事だな」

「・・・」

「どうした、凉月君?
 何か不満かね」

「いえ、不満はありませんが・・・
 自分にはこの事件に軍が関与する理由がわからないのです」

「そういう事か・・・
 実は、軍上層部に765プロの高木社長の親友がいてな。
 その将校は765プロの熱心なファンでもあるのだ」

「そうなのですか・・・
 わかりました。
 明日より、警護任務に全力を尽くします。
 上官の命令は絶対ですから」

「すまないな。
 君には期待しているから、頑張ってくれたまえ」


若干理由に疑問が残ったのだが、俺は軍人である。

上官の命令に従い、国民のために働くのが使命だ。







翌朝、穏やかな日差しに包まれながら、俺は765プロの目の前に立っていた。

会社の規模とは裏腹に、そこにはやや古ぼけた雑居ビルが建っている。


階段を上り事務所の入り口に着くと、何やら賑かな声が聞こえてくる。

「ここが765プロか・・・」

そう呟いた時、不意に後ろから声を掛けられた。

「あの・・・
 765プロに何かご用ですか?」

振り向くと、一人の少女が佇んでいた。

「ああ・・・
 君はこの事務所の人かい?」

「あっ、はい、そうです。
 私、天海春香っていいます。
 今はアイドル候補生ですけど、もうすぐデビューするんですよっ!」

そう言う彼女は、風に髪をなびかせながら、とても嬉しそうに笑っていた。

その笑顔は、少し俺には眩しく、そして心を惹かれるものだった。




それが俺、凉月和也と春香の出会いであった