どうして亡くなってしまったんだろう?
自殺するような人じゃなかったのに・・・
かけがえのない人を失った人の多くは、その悲劇のあとそう思う。
理不尽、理解不能なのである。
そして、その自殺方法は、合理的とは言えない理解不能な方法を取ることが多い。
松平健さんのコメントには、自らの力不足を嘆く内容がある。
私には、彼の心境が痛いほどわかる。
同じ十字架を背負ったものとして・・・
こうなる前に、奥様には様々な変化があったはずだ。
良い医師に巡り合えなかったというコメントは、その過程を想起させる。
人が変わるのである。
多くの精神科医は否定するが、間違いなく薬で人格が変わるのである。
当り前である、人間は感情で出来ているのだから。
感情をコントロールしようとすれば、人が変わる。
薬を飲む前の気分の落ち込みには理由があるが、薬を飲んだあとの落ち込みには理由が無い。
その無い理由を探して、皆、良い医師を求めて彷徨いあるくのだ。
探し歩いても、どこにも答えなどない。
別の薬を出されれば、さらに問題を難しくさせる。
真実は、人間の脳のことなど、よく判りもしない癖に、薬で感情をコントロールしようとした結果、訳が判らなくしてしまったのだ。
人類は、他人の感情を薬でコントロールできる程の科学技術力をもっているか?
答えはNOである。
風邪を治す薬を持っているか?
答えはNOである。
風邪の諸症状を緩和する薬を持っているだけである。
治すのは人間の持つ治癒力である。
怪我だって、骨折だってそうである。
なぜ、脳の薬だけそうではないのだ。
まったく、おかしな話だ。
薄着をしていて風邪をを引き、熱が出たとする。
熱を下げる薬をだす。熱が下がれば、薬は不要となる。
うつの治療は、まるで、
風邪の原因は薄着なのに、薄着のまま、解熱剤を飲み続けているようなものだ。
「薬は、ずっと飲み続け無ければいけません。」
それは、治療が出来ない精神科医の言い訳の為に用意されたものだ。
患者の為ではない。
誰か、お知り合いがいたら伝えてください。
松平健さん、
亡くなった奥さんは、あなたの知っている奥さんではなくなっていたのです。
まっとうな理由を探しても無駄です。
理由は、おそらく薬の副作用ですよ。