もうひと月くらい前になりますが、武蔵美の卒展を見に行った時に、はっとした言葉があり、これはUPしたいと思っていた文があります‼
「機械を丈夫にすると人間が壊れる」
(中略)
丈夫な機械を使うと
人間は乱暴に扱ってしまう。
それを彼は「人間が壊れる」
と言った。
機械を便利にしたら、
人間は怠け者になる。
どんどん賢く複雑になる道具に
反比例するかのように、
その対象の仕組みに
無関心になっていく
ことを突いた言葉である。
デザインすることは
綺麗でかっこいいものを作る以前に、
モノ作りのフィールドに
乗っかっている。
だから、デザイナーは
そのことに鈍感ではいけない
この言葉は、機械に関してだけでなく、人間の身体についても同じことが言えると思いました。だからこそ、大切にからだの声を聞こうとするわけだし、慈しむべき身体なのだと気づかされました(・ω・)ノ
そういえば、文化庁メディア芸術祭のプレゼンテーションで、その紹介した言葉を裏付けるようなことを言ってたのを思い出しました(・ω・)ノ
テクノロジーは複雑にする事で、
隠す事ができる。
隠す事ができるテクノロジー
知る事ができるテクノロジー
これが真実かどうか
情報源には疑問の目を持つこと
常に私たちは
どんな情報源を受け取っているか
に疑問を持つこと!
便利になってよかったね~というだけでは済まされないことがあるってことですよね?
テクノロジーが進化、進歩していくことは大切なことですし、素晴らしいことでもあると思いますが、そういう面もあるってことを知っておくことだと思います(^-^)/
その最前線で戦っているのがデザイナーであるのだと、すごく責任のある仕事なのだと知りました(・ω・)ノ
だからこそ、優れたデザイナーの話を聴いたり、武蔵美のデザイナーなどを目指して勉強している学生の方の話には、学ぶこと、気づかされることが本当に多いんですよね(・ω・)ノ
便利さの裏にあって見えない死角の存在に警鐘をならしているんですね(・ω・)ノ
では、今回も愛読書の日本の神様カードから、似たような言葉を取り上げて締めたいと思います( ̄^ ̄)ゞ
身体に取り入れるものに
心を傾けなさい
それは食べ物だけではありません。
あなたはいつも何を見て、
何を聞いて、
何を味わっていますか?
すべては食物として、
あなたの中に入っていくのです。
魂が喜ぶものを取り入れてください。
優美なるもの、
美しいもの、
敬う心であなた自身も、
人も満たしましょう。
豊受気毘売神は、
身体と魂が歓ぶものを
取り入れなさいと
アドバイスしてくれます。
品質の確かな食材、
心地よい音楽、
愛する人との楽しい会話、
心に響く映画
精妙な波動をもつものは
みな魂のためのソウルフードです。
~日本の神様カード/大野百合子(著)p52,53より~
便利であるってだけで、本当に魂や身体は喜んでいるのか?便利でよかったとは思うけれど、それが本当に精妙な波動を持っているのか?心のかようった音楽や会話と同等とは限らないということだと感じました(・ω・)ノ
(心が歓ぶもの)=(便利なもの?)
(心が歓ぶもの)≠(便利)
便利であるに越したことはないと思います。しかし、便利さがどんなものよりも価値があるというわけではなく、その便利さの中に隠された何かが存在していてもなかなか普通のひとは気づかないということなのだと思います。
ただ、今回紹介させて頂いた言葉を振りかえることで、自分にとって何が歓びなのか?問ういいきっかけになりました。これだけたくさんの情報にうもれながら、本当に個々が個人の自由に選んでいるわけではないでしょうし、それはやはり意識していないと気づかないことです。自分のハートからの歓びに敏感になりましょうというのは大切なメッセージだと思います(^-^)/
…それでも、なお便利なことはありがたい^_-☆きっとそれらのバランスの中で偏り過ぎてしまうことに問題が生まれるのでしょう(・ω・)ノ