幸福は身体にとってはためになる。
だが、
精神の力を発達させるのは悲しみだ
~プルースト (フランスの小説家)~
初めてこの言葉を知った時、えぇぇ~となりました。
幸せのほうがきっと脳内物質も活発化するでしょうし、バランスのいいことのような気がします。
例えるなら、幸せを水面として悲しみを海底とするなら、その間を素潜りして泳いでいるとしたら、肺活量がついたり、精神面が鍛えられるというのは何か納得できませんか?
似たような言葉で観てみると、
不幸になって
何者であるのかわかるのです。
~マリー・アントワネット~
あのマリー・アントワネットがいわれた言葉というのが説得力ありますが、
不幸という今まで意識できなかった立場に立つことで、意識化することができた、理解することができることがあるということだと思います。
ある意味で、成功とは、いくつか失敗失敗してもそれをチャラにしてしまうだけの要素を持っていて、同じように幸せにも、どこか、構造としての半分しか観えていない状態のようにも思えてきます。
もちろん、知らないにことしたはないのですが、自分の今ある土台がしっかりしたものであるかどうかというのは、その失敗のレベルが教えてくれるようにも思えます。
失敗や不幸とは、ある意味で私たちに一定のものさしを提示していると言いたいのでしょうね。