僕たちがみんな、本当は『光』だったら、
影を書く為、
影に気づく為に、
影の存在を知る為に黒をつかって生きているとしたら
影を多く書きすぎたから光ってたって忘れちゃったんだね。
たまに誰かが勢い余って自分の消しゴムで僕の画用紙に光を描いてくれたけど
それでも僕は黒く塗るのが仕事だと、
また一瞬で黒く塗り直していたね。
「黒いところばかり描いていては絵は完成しないよ。
この消しゴムで消していくことで、
一枚の絵を描いていくんだよ。」
誰かが教えてくれた。
きっと最近手に入れたのは、
その特性の消しゴム。
もう書き込むところないよって教えてくれた。
あとは、光をこの消しゴムで書いていくだけ。
これで僕は絵を自分の力で直していけると思った。
大切なものを手に入れた。
もちろん、
上手いひとは消しゴムがなくても書けるよ。
でも僕には必要なんだ。