Aさんが帰国するまでの2ヶ月間、
私はAさんと過ごす時間が多かったです。
多いと言っても
私は子育て中の
フルタイムのワーママですから、
しかも、本職以外に
日本語教室にも出入りしていますので、
この期間に教室以外でAさんと出かけたのは
せいぜい4〜5回ですが。
他の友達との予定を入れず、
私の数少ない自由な時間を
Aさんに一点集中させた感じでした。
そして、いよいよ帰国…
なのですが、
沖縄の市役所から一向に返事が来ないのです。
Aさんに市役所に問い合わせるよう言っても、
「(同じ国の)友達がもう少し待てと言うから」
と言って、待ち続けるばかり。
そして、そろそろ2ヶ月?という頃に
Aさんから食事に誘われました。
今までの御礼がしたいから…と。
Aさんが寝床にしていたレストランを
予約してくれたそうです。
多分これがAさんとの最後の食事だろうと
思っていた矢先…
インフルに罹患しました
約束の日は金曜日で、
急激な体調不良でクリニックを受診し
診断を受けたのが火曜日でした。
ギリギリ、行けそうにない…
40度近く発熱しながら、
お詫びのメッセージを送りました。
私が回復し、しばらく経った頃…
Aさんからは何の音沙汰もなく、
また、私の子供たちも相次いでインフルに罹り
私は私で慌ただしく過ごしていたため、
私からもAさんに連絡できずにいました。
今頃はもう帰国してるのかな?
一言くらいあってもいいのに…
そんなふうに思っていたところ、
Aさんからメッセージが届きました。
「体調はどうですか?
いつレストランに行きますか?」
えぇーっ!
帰っていなかったんかい
Aさん曰く、
もう少し日本に留まることにしたのだとか…
私達は2週間後に会うことを約束しました。
またAさんがレストランを予約してくれて…
ところが、
約束の日の3日前に父が他界しました。
職場に連絡したり、
親戚に連絡したり、
葬儀会社に連絡したり、
わけがわからないくらい忙しくしながらも
Aさんにその旨のメッセージを送りました。
予約をキャンセルしてもらわないと
いけなかったので…
Aさんからはお悔やみのメッセージが
届きました。
カトリックの信者ですので、
メッセージの中には「神」という単語が
並んでいました。
彼なりの励ましのメッセージだと
理解しました。
でもね、全然嬉しくないの。
それどころか少し腹が立ちました。
そんなことは言いませんが…
私の気持ちを勝手に推し量る文面…
それらを全て神の所以にする文面…
神を信仰していない私には、
Aさんと神がとても傲慢に思えました。
余計なお世話
怒
私は普段から
いろんな国の人達と接していますが、
そして彼等は
それぞれいろんな神を信仰されていますが、
私から彼らに声をかける時、
宗教めいた話や信条に触れるようなことは
決して言いません。
でも、この時あらためて
そういう話は
安易にすべきではないと悟りました。
父の他界からしばらくの間、
私は慌ただしく実家へ行き来しておりました。
多忙を理由に
Aさんにもあまり連絡していませんでした。
でもAさんからは時々様子見のメッセージが
届いていました。
毎回のように神の名を出して
私を励ましてくれました。
返信するのも億劫でしたが、
数回メッセージを受信した後
忙しいけど元気にしている旨の
返事を送りました。
すると、
「レストランにいつ行きますか?」
返ってきたメッセージに書かれていました。
・・・
とてもじゃないけど行けない旨の返事を
送りました。
それがAさんの
癇に障ってしまったのかもしれません。
「あなたは私と約束しました。
私は2回も一人で二人分の食事をしました。
どんな気持ちだったか分かりますか?」
・・・
私も堪忍袋の緒が切れました。
今まで感じていたAさんへの違和感や、
考え方の違いに起因する拒否感、
メッセージが届くたびに感じた嫌悪感、
それらが一気に噴き出してしまったのです。
「レストランに行く約束をしましたが、
行けなかったのは止むを得ない事情が
あったからです。
申し訳なかったと思いますが、
私がインフルに罹患したことや
父の死を
そんなふうに言われたくありません。
それに、当日ではなく数日前に
行けない旨の連絡をしましたよね?
予約のキャンセルをしなかったのは
あなたの勝手でしょう?
私を責めるのは筋違いです!」
後から思えば
ここまで言う必要はなかったかもしれません。
しかも、今まで
私は自分の気持ちを全く口にせずにいたので、
Aさんには寝耳に水だったかもしれません。
Aさんから、
「ごめんなさい、本当に申し訳ありません。
そんなつもりで言ったのではありません。
許してくれますか?」
と、謝罪のメッセージが届き、
Aさんなりに私との食事を
楽しみにしてくれていたことは理解できるし、
私のことを心配してくれていたことも
ちゃんと分かっているし、
ただ私が勝手に嫌悪感を抱いただけで
相手の気持ちを無碍にするのは良くないよね
…って、罪悪感めいた気持ちが芽生え、
「来週の金曜日の夜、
レストランに行きましょうか?」
と、メッセージを送ってしまったのでした
「ラテン系の彼⑦」の話はここまでです。
以下、参考までに…
父が亡くなった時に
Aさんから届いたメッセージです。
日本語が少しおかしいのは
Aさんが使った翻訳アプリのせいなのですが、
文面そのまま載せています。
このメッセージで気分を害した私は
心が狭いのでしょうか?
久しぶりにメッセージを読み返しましたが、
私は嫌悪感しかありません。
こんなことになってしまったことを本当に残念に思います。神があなたに与えた困難ですが、 私はあなたのことを気にかけています。そして、あなたを助けるためにここにいます。あなたが必要とするものは何でも、私はここにいます。 困難な時に私はあなたに寄り添います。そして神もあなたに寄り添うでしょう。
あなたは一人ではありません。私はいつもあなたと一緒にいます。たとえ痛みを感じても、あなたの強さが前進の助けになると確信しています。あなたは自分が思っているよりも強いということを忘れないでください。 困難な時期は一時的なものです。自分の価値を決して忘れないでください。 あなたの笑顔は、どんなに暗い日も明るくすることができます。 いつものようにご連絡をお待ちしております。 どうぞお体に気をつけて😓
SAEKOさん、お元気ですか? あなたのことが心配です。 体調が良くなっていることを願います。 あなたとご家族に心よりお悔やみ申し上げます。 神が、あなたが今求めている平和を与えてくださいますように。あなたが経験しているこの困難な時期に、哀悼の意と祈りを捧げます。 ご不幸に心よりお悔やみ申し上げます。 ご都合がつきましたらご連絡ください。😔