Aさんは、もともと
祖父を戸籍に登録するために
去年の4月に日本に来ました。
Aさん自身が
日系3世の在留資格を得る為です。
Aさんが日系3世になると、
必然的にAさんの子供たちは
日系4世として日本に来ることができます。
でもね、Aさんの二人の子供は
Aさんの母国の大学の医学部の学生です。
母国で医師として生きていく人生と、
日本に来て、工場なりどこかで働く人生…
賃金面では日本の方が上かもしれません。
どこで働くかにも拠ると思いますが…
ただ、生活費やらの水準も
日本の方が高いわけですから、
自由に使える金銭を考えると
母国にいる方が豊かに暮らすことが
できると思います。
それに、将来の医師としてのやりがい
これは何ものにも勝るでしょう…
母国で医師としての勤務実績があっても
日本で医師として働くことは
不可能に近いと思います。
日本語で、
日本の大学の医学部の試験や
医師国家試験に合格するのは
極めて難しいですし、
そもそも教育水準も違いますので
言葉の問題だけでなく、
学力的にも厳しいかもしれません。
それに、
その教育費用の負担もまた厳しいでしょう。
総合的に考えて、
Aさんが日系3世としての在留資格を
本当に得る必要があるのか、
よく分からなくなりました
ただ、世界的な情勢を鑑みると、
もしかしたら
母国での10年後、20年後の暮らしが
幸せである保証はどこにもありません。
それはもちろん日本でもそうですが…
なので、
将来、母国以外の国でも
生活できるかもしれない…
という可能性を残しておくことには
十分に意義があるかもしれませんね…
知らんけど
話が脱線しましたが、
Aさんは祖父の戸籍の手続きで
NOの結果を突きつけられました
そして、今度は祖母を戸籍に登録しようと
奔走するわけです
沖縄の市役所の戸籍課で相談し、
「2ヶ月くらいかかります」と言われ、
沖縄からとんぼ返りして来ました。
しかし、
待てども待てども
うんともすんとも
返事がないのです
返事の催促をしてはどうかと
Aさんに言ってみましたが、
「(母国出身の)友人が待つべきだと言った」
と言って、重い腰を上げようとしません。
とうとう2ヶ月が経過し、
3ヶ月が経過した頃に、
たまりかねた私は
「このメールを
沖縄の市役所に送って下さい」
と、返事を促すメールを日本語で書き、
Aさんに送りました。
Aさんは、「メールなら…」と、
やっと重い腰を上げてくれました。
そしたら、なんと!
沖縄の市役所から返信メールが
届いたではありませんか
以下、沖縄の市役所の担当者から届いた
返事のメールです。
A 様
お返事が遅くなり申し訳ございません。
まずは、メールをいただきありがとうございます。
教えていただいたアドレスが少し違っていたようで連絡が来て良かったと思っております。
現在の状況なのですが、まだ何かお答えする段階になくて申し訳ないのですが、国の出先機関の法務局に相談する資料を作成している状況です。
進捗がありましたらこちらから連絡したいと思っておりますのでお待ちください。
ただ通常業務の合間を縫っての作業になるため数ヶ月単位で見込んでいただけると助かります。
また、日本での代理人の件も了解いたしました。
●●市役所 戸籍係 H
Aさんが送った進捗を尋ねるメールには、
返事を催促する内容に加え、
今後のやりとりや手続きを
円滑に行えるように
代理人として
私を指定する旨の文言も
しっかり、ちゃっかり、
入れていたのでした
まず、市役所の担当者Hさんのメールから
Aさんの案件に
この時点で
着手すらしていなかったことが
見てとれます
さすがにAさんに同情しました
まあ、日本語が話せない外国人が
閉庁間際に一人でやって来て、
訳がわからない手続きの申請に来た…
しかも県外在住で、
在留期限がもうすぐ切れる…
おそらくそのうち帰国するだろうし、
何度もここを訪れるはずは無かろう…
そんなところでしょうか??
Aさんのメールアドレスが少し違った?
アホか!
Aさんのアドレスは、
ファーストネームとラストネームを
ドットやハイフン無しで
くっつけただけのgmailアドレスです。
確かに外国人が書く文字は読みづらいことも
あります。
それでもね、分かるでしょうが!!
Aさんが沖縄へ行くときに
私は市役所の担当者に宛てて手紙を書き、
Aさんに窓口で渡すよう言っていました。
そこには、Aさんが何の手続きに来て、
どんな書類を持参しているのか、
それに加えて、
「居住地の市役所に出向いたところ、
こちらの市役所で相談するように言われた」
という旨も記述していました。
この手紙がなかったら、
門前払いされていたかもしれませんね
一旦、市役所からAさんに返事が届き、
その後は
市役所戸籍係Hさんと私の間で
メールのやり取りをすることになりました…