「あ と で」

彼の手からすり抜けたあたし。

「あと?後の後の後?」

言葉の端をビールの泡に溶かして彼はつまんなさそうに

それでもずっとあたしのお尻を撫でていました。



飢えられるって素敵。

昨晩最初に誘ったのは彼。

いつも始まりは彼から。



そして いつも彼の好きが1%多くて

彼は少し寂しかったのかも…



隣に寝転がると首筋にカプっと噛み付かれて、

あたしは何度も訪れるくすぐったさに呆れながら…

だけどとても嬉しい。

それはやっぱり、その行為を恋が縁取っているから。



首を捻ると、唇が離れて

皮膚の上を吐息が転がる。

その吐息をたどった先の唇を捉えて

また、吐息。



あたしが溶けちゃう。

吐息の狭間で時々死にそうになった。

彼の唇でク リト リ スを震わされた時も。

ハァ。ハァ。と吐く息と一緒に快感を逃がしても

吸われた粘膜はどんどん膨らんで

その中に少しずつイケナイものが溜まっていく。

足りないものは二酸化炭素とあそこの隙間を埋めるもの。



彼はそれを察して指をもう一本入れてくれました。

(いっぱい かき混ぜて…)

率直な「欲しい」は彼のソコを強く握って伝えて…

あたしの花びらがはらはらと散ります。