浜田省吾 が訳した ジョン・ダン「死にのぞんでの祈り」を思いだした出来事 | STILL ON THE ROAD

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誰も孤島ではなく
誰も自分ひとりで全てではない
ひとはみな大陸のひとかけら
本土のひとかけら
そのひと握りの土を波が来て洗えば
洗われただけの欧州の土は失われ
さながら岬が失われ
君の友人や君自身の土地が失われる
人の死もこれと同じで
自らが欠けてゆく
何故なら私もまた人類の一部だから
ゆえに問うなかれ
誰がために鐘は鳴るやと
それは君のために鳴るなればと


(ジョン・ダン「死にのぞんでの祈り」、浜田省吾訳)

 

 

 

 

 

昨日、ちょっと、いや、けっこうキツイことがあった。

投稿したブログに見知らぬ人から"憶測は書かないことです"というコメントを頂戴した。

 

たしかに、ワタシの今までの経験から「こんな感じかな」ということを綴ったのだが、それがお気に召さなかったのだろう。そのコメントを読み、ちょっと考えて、即座に削除した。

 

これ以上、面倒なことになるのはイヤだと。炎上って、ここで火がついて発火し、お互いがエキサイトしてしまうのだろう。そんなことにはなりたくなかった。

 

ワタシは、それ以上気になることはなかったし、コメントを頂戴したから方からも、それ以上のコメントは届かずに鎮火した。

 

一夜明け、もうひとつの土曜日がやってきた。

青い空、差し込む日差し。室温は、すでに25度を越えている。

「夏」は、すぐそこまでやってきていることを感じる。

 

空を眺めながら、浜田省吾が訳したジョン・ダン「死にのぞんでの祈り」を思いだす。

 

 

 

 

 

 

人間は、誰も皆 一人では生きてゆけない。

「人」という漢字のように、誰かを支え、誰かに支えられて生きている。

それを忘れてはいけないなと。

 

昨日の出来事は、神の声で、いざこざが起こることを未然に防いでくれたのではないか。そんな気がした。

 

空が青い。

どこまでも、どこまでも青い空が続いている。

空とこの道が出会う場所は、どこだろう。

 

もうひとつの土曜日が始まった。