11日(火)の午前中に授業参観をさせてもらった私と夫は、メインカンパニーのリハーサルに向かう息子と話しながら、カンパニーのリハ用スタジオがある階までついていきました。そこで息子に「じゃあ頑張ってね。今夜の卒業公演を楽しみにしているからね」とハグして別れようとしたのですが……
ふとスタジオの前を見ると、憧れの日本人女性ダンサーNさんがいらっしゃるのでビックリ
なんと畏れ多くも少しお話しできた上に、一緒に写真まで撮っていただきました。妖精のようなかわいらしさに鼻血が出そうでした……さらに別の日本人女性ダンサーYさんとAさんも来られたのでご挨拶させていただきましたが、皆さんとても気さくで感じの良い方々で感激
普段ネットでしか拝見したことのない方々が、リアルな存在として自分の目の前に立っていらっしゃることが信じられない感じでした。
普段ネットでしか拝見したことのない方々が、リアルな存在として自分の目の前に立っていらっしゃることが信じられない感じでした。今回はたまたま近くにセキュリティの人がいなかったので、こんな風にメインカンパニーの方々とお話しできたのだと思います。リハ前に声をかけてしまい失礼しましたが、私にとっては一生の思い出になる出来事
本当にありがとうございました
夜には待ちに待ったヒューストン・バレエⅡの卒業公演です。今回は、息子が小学生〜中学生の頃にうちの近所の教室でお世話になったE先生をご招待しました
E先生については過去のブログにも書きましたが、生まれも育ちもヒューストンで、小さい頃から高校卒業までヒューストン・バレエ・アカデミーでトレーニングを受けられた後、たまたま私たちの住む田舎町でプロのダンサーとして踊っていた方です。息子は13歳までE先生のボーイズクラスを受けていましたが、まさか数年後に息子がHBAに入ってE先生の指導者だったクラウディオ先生に教わることになろうとは思ってもいませんでした。E先生は息子の踊る姿を生でご覧になるのが6年ぶりだったので、楽しみにしてくださっていました
↓プログラムの表紙。前列右側が息子です。
会場はヒューストン・バレエ団の建物内にある小さな劇場です。座席は自由席なので早い者勝ち! 私たちは早めに会場に入り、客席の真ん中に近いあたりに一緒に座りました。
しばらくすると少しずつ人が入って来ました。HBⅡのバレエマスターであるクラウディオ先生、コンディショニングでお世話になっている日本人のA先生、さらにはヒューストン・バレエ団のダンサーの皆様も
Instagram や YouTube で見て素敵だなぁと思っているダンサーの方々が目の前で談笑しているのを見て、「ああ〜、息子がHBAにいてトクしたなぁ
」と思いました
最初に息子が出たのは芸術監督のスタントン・ウェルチさんの振付による『Blue』でした。この作品にはHBⅡのメンバーに加えて、ゲストメンバーの子たちも参加していました。
↓YouTube で 2012年の動画(抜粋)を見つけたので載せておきます。ヴィヴァルディの音楽も素敵💕
すべてのダンサーにしっかりとソロやパドドゥがあり、それぞれの持ち味を上手く見せている作品だと思いました。息子はリードだと聞いていましたが、前半はそれほど目立って活躍するところもなく、「へえ、リードといってもこんなものなのね〜」と思っていました。しかし後半に入ると息子とパートナーの女子の踊りが少しずつ目立つようになり、ついには………
キス!!
しちゃいました。将来ソリストにでもなれたら女性ダンサーとキスすることがあるかもしれないな〜とは思っていましたが、プロになる前にするとは思いませんでしたよ……。後で聞いたら、初めての時は遠慮があってキスする振りだけしたそうなのですが、クラウディオ先生に「こら! ちゃんとやれ!」と怒られて以来、毎回きちんと唇を重ねるようになったのだとか。ちなみに今まで3人のパートナーと組んで全員とチュー
したそうです。まあこれも仕事だから仕方がないですよね〜。ちなみにディープキスではありません
私は振付のことはよく分かりませんが、スタントンさんの振付はちょっと変わった複雑な動きが多いと感じます。それからスピーディーに動かなければならない部分が多いのでついていくのが大変そうなのですが、昔からテンポの速い踊りが苦手な息子が、いつの間にかこんな作品が踊れるようになっていたことにとても驚きました。そして今回、HBⅡの厳しいトレーニングとさまざまな経験のおかげで、単なるダンサーからアーティストに変化し始めていることがとてもよく分かりました。技術的な部分も含めて、私たちが今まで見た息子のパフォーマンスの中では最高の出来だったと思います。後半に入ってからは胸がいっぱいになってしまって、泣きそうになりながら見終わりました
普段は感動することの少ない夫も、後で「Mのパフォーマンスの中で一番感動した。胸がいっぱいになった」と言っていました
続いての『眠れる森の美女』のグランパドドゥは、笑顔がとってもキュートなペアによるもの。2人ともひとつひとつの動きを丁寧にこなしていました。王子役の子は背が高くてリフトがとても上手で、見ていて安心感がありました。かなり長〜い踊りですが、素晴らしかったです
最後の演目『Lighthouse』は、オーストラリア・バレエ団の振付師であるアリス・トップさんが去年ヒューストンに3週間滞在され、HBⅡのために振り付けてくださったオリジナル作品です。出演ダンサー全員にソロのパートがあるのですが、それぞれアリスさんと相談しながら作り上げたのだそうです。ヒューストン・バレエ団とアカデミーは、スタントンさんの関係でオーストラリア・バレエ団との結びつきが強いみたいですが、こんな風に学ぶ機会をいただけるのは本当にありがたいことですね。
↓この作品の抜粋が、ヒューストン・バレエ団の World Ballet Day 2018 で紹介されています。17:17〜です。
この時主役だった2人(女子は息子とも仲の良い韓国人のDちゃん)は HBⅡの卒業を待たずして今年の1月からヒューストン・バレエ団に入ってしまったため、今回の卒業公演は観客席で見ていました。自分たちのために振り付けされたパドドゥを、ほかの子たちが踊るのを見て複雑な気持ちになったかもしれませんね。
今回あらためて感じましたが、息子はコンテンポラリーは得意ではないみたい。動きは綺麗なんだけれどクラシックバレエっぽかったです
最後に全員で記念撮影
感動をありがとう
(息子は左から2番目。これが今回の『Lighthouse』の衣装でした。)


