ちょうど5年前の今頃、父の闘病生活で身も心もボロボロになっていた。
せめて2月の誕生日まで、いやサクラが咲く頃まで・・・と望みをつなぎつつ、日々病状が悪化していくのを見守るしかなかったあの頃。
ふと巡り合ったブログに、恍惚の人となり行く父を介護しながら、日々の葛藤を冷静に綴る女性がいる。
そこを訪れるたび、自分の父との闘病生活を思い出させられる。
あの頃、ブログというツールが今のようにあったら、きっと私も心の奥底の葛藤を吐き出すことができていたであろう。
彼女のブログを訪れ、話を聞き(読み)、遠くから応援することしかできない。
しかし、残したコメントに「救われる」と彼女は言う。
何の縁もゆかりも無いもの同士が、ブログというツールによりつながる。
使い方さえ間違えなければ、知り合いでないからこその「客観的」意見が届く。
また、違う立場の考え方などを学ぶこともできる。
使い方さえ 間違えなければ・・・