こんにちは。
セイコーからまた過去の名作の復刻版が発売されました。
1965 ファーストダイバー復刻版(SBEN003)です。
実はセイコーから再復刻の発表があった日に懇意にしているセイコーサロンに予約してしまっていたので、本日引き取って来ました(^^)
ファーストダイバーは過去にも
①SBDX019(cal.8L35/グレー文字盤)、
②SBEX007(cal.8L55/ブルー文字盤)、
③SBDX039(cal.8L35/ブルー文字盤)、
④SBDX041(【寅さん限定モデル】cal.8L35/ブラック文字盤)
と4回も復刻版が登場しています。
なので、今回再復刻されるとセイコーのHPに出ていた時は「またかぁ(。-_-。)」と思って流し読みしていました。
しかしながら、よくよくみるとケースがサイズダウンされて、62MASオリジナルに限りなく近づいていたので、
8Lではなく6Lなのは気になりましたが、
衝動的に予約の電話を入れてしまったのでした(^^;
1. 実機レビュー
【仕様】
Cal.6L37
日差:+15秒~-10秒
パワーリザーブ:約45時間
振動数:28,800振動/時(8振動/秒)
ケースサイズ:厚さ12.5mm 横38.0mm 縦46.7mm
風貌:ボックス型サファイア
バンド:シリコンバンド
重さ:90.0g
定価:462,000円(税込)
箱も1965年当時のデザインを再現したそうです。
私的には、こんもり丸みのある風貌やトロピックタイプの模様のシリコンバンドが雰囲気を醸し出していてお気に入りです。
手持ちのSBEX007のシリコンバンドは埃が付きやすくて、使用の都度水洗いしていましたが、今回のバンドはどうなのかはしばらく使ってみないとわかりませんね。
裏蓋にはイルカのイラストがプリントされていますが、保護シールでわかりにくくてすみません(^^;
ケースを横から見るとこんな感じです。
こんもり風貌、ベゼルのギザギザ、ケースの美しい造詣は好きです。
ケース厚が以前のSBDX019よりもスリムなって12.5mmとなったとのことですが、私的には実物を見る限り、ケース径が38mmに縮小されたことで全体的にぷっくりして、薄さをあまり感じないですね。
やや斜めから撮影しているから余計にそう見えるかもしれません。
昨年10月に購入したSBGW291(44GS現代デザイン) との比較です。
SBGW291のケース径は36.5mmですが、並べてみるとやはり小さく見えますね。
次は昨年7月に購入した新生キングセイコー(SDKS001)との比較です。
44KS現代版のケース径は37mmですが、今回のSBEN003と同じくらいのサイズ感ですね。
44KS現代版のケース厚は12.1mmで、SBEN003の12.5mmとほぼほぼ同じですので、画像では下敷きになっているSSブレス(1mmくらい?)の太さ分だけ前面に出ています。
まだSBEN003は鑑賞中ですが、使い始めたら、かなりしっくりくると思いますので、楽しみです(^^)
2. 価格について
このSBEN003は定価(10%税込)462,000円で、2017年に発売されたSBDX019の定価(8%税込)378,000円と比較すると高過ぎなんじゃないかという声があり、私も最初そう思いました。(税抜きベースで20%の値上げ)
しかしながら、
1. 8L35と6L37のセイコー公式日差は全く同じ(ムーブほぼ互角)
(ム―ブの起源が旧9S廉価版なのかETA2892-A2相当なのかの違い)
2. 2023年3月にセイコーは全商品対象で10~13%の値上げを実施し、仮に019が現在も継続販売されていたら定価(10%税込換算)435,050円
3. 019発売時の2017年7月と003発売時2023年8月の物価や歴史的円安の為替動向
(ロレやオメガは20%程度の値上げどころではない)
4. 019には5.5万円相当のSSブレスが付属していた
以上から、SBEN003定価(10%税込)462,000円…①
SBDX019定価(10%税込換算)435,050円-55,000円=380,050円…②
実質的価格差 ① - ② = 81,950円
ケースの再設計やオリジナルの再現度の評価、及びSBDX019は現在中古でも法外なプレ値であることを勘案すると、SBDX019を持っていないファーストダイバー信者には、ギリギリ承服できる絶妙な価格設定ではなかろうかと思います。
セイコーはん、やるやんけ。お主も悪よのう。どうせ今回よりも高い定価で、今後色違いのカラバリを乱発するんでしょ?(*_*;
なので、私は今回で手を打ちました(^^;
幸い、懇意にしているセイコーサロンではかなりお勉強してくれたので、私は大満足です(^^)