9年前の今日。6月28日。


父の泊まり込み介護11目。

6月6日に入院して、肝不全で1週間は

持たないと言われた。


6月17日、脳症がひどくなって、

ターミナルケアに入った。


ご家族の方も、一緒に寝泊まりされますか?

簡易ベッドとお布団用意しますよニコニコ


簡易ベッドは一台だけ。

絶対に最後は看取りたい。

その気持ちだけだった。


母はベッド、私は毎日パイプ椅子に座って寝た。

毎日、病院から出勤した。


父は、『お前は家に帰れ。体しんどなる…』

私は、メンタルも体も弱い。

だから、最後まで父は私のことを

心配してくれてた。


自分が苦しくても、

私の前では弱音は一切吐かなかった。


一日、何回も私の名前を呼んで、

『大丈夫か?体しんどないか?』って

気遣ってくれた。


あとから、母に聞いたけど、

母の前では、

『もう辛い…もう、向こうに行きたい。』

って毎日泣いてたらしい。


気つかわせないように、

『ここ、駅に直径してるし、

通勤は時短になるから、楽やねん〜』

って言いながら、病院に居座った。


意識がなくなるまでの11日間、

父との時間を思いっきり、楽しませてもらった。


最後の父の日も…。

何にもできなかったのに、

『ありがとうな。もう、十分や…。ありがとう。』

掠れた声で伝えてくれた。


言葉が出なくて、泣きたくないのに、

涙が止まらなくなって、

トイレにこもって、初めて思いっきり泣いた。


もう意識がなくなっても、おしっこも出てない。

話しかけても返事してくれない。

悲しい思いよりも、苦しそうな父を見て、

もう楽になってほしい…と思った。



夫婦2人の最後の一枚👇