私、犬を飼っていたんですよね。
社会人になった年に、コーギーを。
この秋13歳になる予定だったんですが。

先週、旅立ってしまいました。

最期に立ち会えませんでした。

2年前に九州に来てからあちこち調子が悪くなり、入院も数回。
私が入院する頃も、食欲があったりなかったりで、前日にお風呂に入れて、
明日から1ヶ月くらい居ないけど元気にしててね。
帰ってきたらお散歩行こうね
って話してきたものの、
翌週から調子が悪く10日ほど入院して土曜に戻ってきたのですが、
翌水曜に息を引き取りました。

夫が帰宅した頃には辛うじて目が開いている状態で、長くないことは分かったようですが、動けないためゲージが汚れていて、キレイにしてあげようと一度抱き抱えて出し、シーツ敷き直して戻そうとしたときには息をしていなかったそうです。
思い返せば外に置いて戻る際、振り返って口をパクパクさせて何か話そうとしていたとのこと。

行かないで、だったのか、ありがとう、だったのか、夫は最後の瞬間を見てあげられなかったことを悔やんでいましたが、私は後者であることを祈っています。

私がまだ独身の頃、淋しいときも悔しいときも支えてくれて、結婚した後も、この子が居なかったら長い不妊期間を乗り越えられなかったかもしれません。
子供が私のもとに来るまで頑張っていてくれたのかな。

そういえば妊娠中、だっこすると必ず赤ちゃんの顔のある辺りに鼻先を擦り付けていて、そうすると赤ちゃんは他では見せないような激しい動きをしていたんですよね。
お互いの存在を分かっていたのかな。

犬と赤ちゃんか戯れる姿を夢見ていたけど、間に合わなかったな。

翌日外出して火葬をし、お骨を家に戻して帰ってきました。

彼の生涯は幸せなものだったでしょうか。
気候の違うところに連れてこないで、新しい飼い主を探してあげたほうが良かったのでしょうか。
後悔することはたくさんありますが、彼の生涯を肯定するためにも幸せであったことを祈りたいと思います。




12年と6ヶ月、ありがとう。




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