というわけで、勉強の成果が来ましたので紹介しますw
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3月にドライバーはダッシュボード、ステアリングのどんなスイッチを操作して走っているのかをレポートしましたが、今回はドライバーがどんな情報を見て走っているのかを紹介したいと思います!
車を速く走らせるには、その車がどんな状態なのかを理解しなければなりません。
もちろん車のバランスなどはドライバー自身の感覚ですが、人間が乗っているだけではわからない部分もあります。
そんなときのために、今のレーシングカーにはデーターロガーというものが積んであります。
Z4には2Dというメーカーのものが使われています。
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ドライバーが見ているのは主に写真1、2の画面で、3はメカニックがエンジンの暖機をするときなどに見ます。
1、大きく「4」と表示されているのはゼッケンです。左側にある「3:24.52」はラップタイムが表示され、その下にはタイム差が出ます。タイムの上には小さく速度が表示されます。
と思ったら、大きい「4」はギアのポジションでしたw 現在4速に入っているということですね。
枠の中は左上から
「F 0.0」燃料消費量です。リセット済みなのでゼロです。
「TW 22」水温が22℃
「TO 22」油温(エンジンオイル) 油温22℃
「K-A11」ステアリングについているKDS(燃料マップ)、ASC(ABS)の調整ダイヤルの位置を表示しています。
これだとKDS、ASCともに「1」ということです。
「PF 6.7」燃圧。燃料の圧力です。
「PO 0.0」油圧。エンジンオイルがどれくらいの圧力でエンジン内を循環しているのか。
「DASH」をポチっと押すと2の画面に切り替わります。
2、変わるのは枠の中です。
左上から
「UB12.4V」バッテリー電圧
「F 0b」フロントブレーキの液圧。どれくらい強く踏んでいるかわかります。さすがにブレーキング中には見れませんw
「BAL 0.0」ブレーキバランスです。ブレーキを踏んだ力の何%がフロントブレーキにかかるのかを表示します。
「PAG 6.1」パドルシフトの空気圧。僕もよくわかりませんw
「TG 140」ギアボックス温度、140℃。写真を撮った時にはセンサーが外れていたのでいい加減な数字が表示されています。
「TD 21」デフ温度、21℃
こんな感じになっています。
このデータを見ながらドライバーはチームと無線で交信したり、車の状態を知ることができるんです。
そしてこのデータはすべてパソコンに表示することができます。
ドライバーのコメントとこのデーターをエンジニア達が解析し、車のセットアップを決めていくということなんです。
映像ではわからなくても、このデーターさえあれば谷口選手、片岡選手の乗り方の違いなんかもすぐにわかってしまうんです♪ ついでにミスもw
はい! Z4の運転席に座っていろいろ勉強したのでレポート書きました!
いじょ!
駿佑