スチュワード物語 第2章 卒業 ⑧ | 映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

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一人の日本人男性が海外に渡り、日本で実現出来なかった国際線の客室乗務員になる物語です。日本の空には男性パイロットは多数存在しますが、男性客室乗務員は殆ど存在しません。

この物語を通して今後多くの男性客室乗務員が増えてくれることを期待します。

「恋バナ」


4週目のトレーニングを終えたばかりのミッシェルと新人の12人全員がセンチュリーホテルへ向かいました。


先に着いた勝弘とアンディ、ジャスティンの3人は1階のレストランの先にあるバーで1杯3ドル5セントの白ワインをグラスで購入し、プールサイドのデッキチェアーに陣取りました。つまみにチーズとオリーブをオーダーし来週のトレーニングフライトの話題を口にしていると、アメリア、ジェーン、香織、ケイトが到着し、残りの6人もその後直ぐに、会場にやって来ました。


キャシーとレイチェル、スーザンは、車の運転があると言うことで、代わりにオレンジジュースをオーダーしましたが、それ以外の面々は冷えたシャルドネ又はソヴィニヨンブランクをオーダーし、一気に騒がしくないました。


勝弘の隣の香織が唐突に聞いてきた。

「ねえ、勝弘って今、付き合っている人はいるの?」

「え、特にいないけど・・・。」

「そう、じゃあ、どんな人と結婚したいの?」

「そうだね~、今のところ、特にこういう人が良いって言うのは、ないんだよね。まあ、ひとつだけ条件があるとしたら、俺、長男だから、実家の側に住んでくれる人が良いと思っている。」

「へー、そうなんだ。でもね、やっぱり恋愛しなきゃダメよ。恋愛して本当に好きな人と結ばれるのが幸せになれると思うんだけどね。」

「まあね。相手の事が本当に好きになれ、そして相手もそう思ってくれたら最高じゃないかな?」

と勝弘は適当に話をそらしました。


「ねえ、キャシーもトレーニング終わったら結婚するんでしょ?」

「ええ、まだ日取りは決めてないけど、プロポーズはされたわ。」

ジェーンの問いかけに、キャシーは少し、照れながら答えました。



「ねえ、そのプロポーズされたときの婚約指輪を見せてよ。」

「う、うん、ちょっと待ってて」

キャシーは鞄の中から、小さなリングケースを取り出し、その中から大事そうにダイヤのリングを取り出しました。

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※同期の結婚式に参列した際の1枚

「わー、いいなー。」

「すごーい。大きいね。」

「これって、カラット数はどのくらいあるの?」

女子たちの指輪を見る目はキャッツアイの如く輝いている事に、勝弘は多少の恐怖を感じました。「やっぱり女は愛の言葉より、キラキラ輝く石の方が価値がある」という事を肌で感じた一瞬でした。


「ところで、皆、来週の金曜日は開けておいてね。18時半からレストランで卒業パーテイーを開くので、パートナーのいる人は、是非、一緒に連れてきてね。それから、料金は一人35ドルで、シーフードのコースなんだけど、とっても美味しいお店があるから、そこを予約するつもりなの。皆、水曜日までに出欠の連絡を下さいね。」とミッシェルが業務連絡をしました。


「ねえ、スーザンはうわさのパイロットの彼氏を同伴するの?」

「そうね、今後の週末は彼、お休みだから皆に紹介出来るかもしれないわ。」

「うわー、いいな。私もパイロットの彼氏欲しいわ。」

「やめとき、やめとき、パイロットって結構、訳あり物件も多いから、気をつけたほうがいいよ。副操縦士の旦那がいるミッシェルの前でこう言う話をするのも、何なんだけど・・・。離婚率高いみたいだよ。」

「そうなの。実は私の彼もバツ2なんだけど、2度も失敗している分、とっても経験豊富で私には本当に優しくしてくれるの・・・。でもね、ちょっとだけ、心配もしているのよ。彼って優しいし、やっぱりパイロットだとモテるから・・・。」


スーザンが少しだけ、心配そうにコメントしましたが、お酒の勢いもあり、皆、やけに陽気になり、「大丈夫、大丈夫、きっと上手く行くよ。」と根拠なくそう、励ましながらスーザンの方をポーンと叩き、「夫婦で同じフライト出来たら、カッコいいじゃん」と言って親指を立てました。


つづく。



最後まで読まれた方は、コメント是非、コメント書いて下さい。あなたの心あたたまるコメントが何よりも、小説を書く原動力になりますので、どうぞよろしくお願いします。m(u_u)m

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飛行機「スチュワード物語」のストーリー説明

日本では珍しい男性の客室乗務員として、約7年間ニュージーランド航空で働いた著者の自伝をベースに作ったストーリー。

実際に出てくる人物名やその他は架空のものです。

第一シリーズは主人公の武藤勝弘が念願のキウイエアラインに内定し、そこから3度の短期契約を経て正社員に昇格するまでの1年半を描いています。

外資系航空会社のキャビンアテンダントとして働く日本人男性の事をもっと多くの方に知って頂けましたら嬉しいです。

キウイエアライン:南半球、ニュージーランドの航空会社でその国を代表するフラッグキャリア。


武藤勝弘:主人公、東京の旅行専門学校を卒業後、大手旅行会社で3年間外販セールスを担当、その後、ヨーロッパ中心の添乗員を目指し、イギリスに留学、それがきっかけで航空会社の客室乗務員を目指すようになる。


木村剛:勝弘の先輩フライトアテンダントでメンター的な存在。キウイエアライン以外にジャーマンエアウェイズでも3年間の乗務員経験がある。

ミッシェル:勝弘達、契約ベースFAのインストラクター、乗務歴8年、夫はキウイエアラインの副操縦士

「勝弘の同期入社のFA」

ジェームズ:ウエリントン出身、元バーテンダー、28歳

キャシー:ハミルトン出身、元グランドスタッフ、27歳

アンディ:クライストチャーチ出身、元ホテル勤務、24歳

カオリ:オークランド出身、元化粧員販売員、24歳、日本人の母とNZの父を持つハーフ、子供の頃埼玉に一時期住んだ経験がある。

レイチェル:タウポ出身、新卒、23歳、日本の栃木に留学経験あり。

ミキコ:クィーンズタウン出身、元ホテル勤務、28歳、日本の大学を卒業後、家族でニュージーランドに移住、両親はおみやげ屋さんを経営。

ジャスティン:オークランド出身、元宝石商、25歳

アメリア:オークランド出身、元小学校の先生、26歳

ジェーン:ウェリントン出身、グランドスタッフ、32歳

ケイト:オークランド出身、元UKエアーのFA、27歳

スーザン:タウランガ出身、元ホテル勤務、29歳、日本の新潟に留学経験あり。

サラ:クライストチャーチ出身、元旅行株式会社勤務、30歳
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