スチュワード物語 第1章 トレーニング 前半⑧ | 映画「スチュワード物語」2013年秋公開のブログ

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一人の日本人男性が海外に渡り、日本で実現出来なかった国際線の客室乗務員になる物語です。日本の空には男性パイロットは多数存在しますが、男性客室乗務員は殆ど存在しません。

この物語を通して今後多くの男性客室乗務員が増えてくれることを期待します。

トレーニング2日目。


今日はクラスに集合した後、ジャンボタクシー2台に分かれて国際線ターミナルへ移動。


このジャンボタクシーは今後、乗務で空港へ行く際に利用するタイプと同じものだとミッシェルが説明しました。キウイエアラインのFAやパイロットは空港へ移動する場合、ピックアップ・ポイントと呼ばれる、自宅から最寄りの地点まで自力で移動し、そこから会社が手配した、このジャンボタクシーに乗り乗務に向かうシステムになっていました。


これは、オークランド空港が郊外にあり、そこへ乗り入れている列車が存在しない事が理由のようでした。通常、空港までは自家用車かタクシー、リムジンバスで移動する事になります。


グランドスタッフや一部の乗務員は年間契約でオークランド空港の駐車場を契約している人もおりましたが、自力で出社する場合、リポートタイム(集合時間)に遅れた場合、自己責任となりまが、会社の手配したジャンボタクシーの場合、リポートタイムに送れそうな場合、自動的に連絡が届き、遅刻扱いはされない点と無料で利用できるので、多くの乗務員が使用していました。


国際線ターミナルに到着した一行は、空港の裏側、関係者以外立ち入り禁止のドアを超え、国際線オペレーションセンターへ向かいました。入口のセキュリティゲートは電子ロックがかけてあり、重圧なガラス窓の向こう側には乗務を控えた先輩FA達の姿が見えました。


先頭のミッシェルが、4桁のパスワードを打ち込み、ドアが内側に開き勝弘達はそれに続きました。3部屋あるフライト前のブリーフィングルームで使用されていないひと部屋に移動して、全員席につきました。

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あと、5分ほどすると11時30分発のシドニー行きB767-300に乗務する8人のFA達によるブリービング(フライト前の打合わせ)が始まるから、それを見学させてもらうことになった。

ブリーフィングが始まると、ISD(インフライト・サービス・ディレクター)のスティーブンが勝弘達、トレーニング中のクルーを簡単に紹介しました。その後、ホワイトボートを使って、乗客数:C(ビジネス)クラス18名、Y(エコノミークラス)189名、スペシャルミールが10個、車椅子が必要なお客様が一人、ゴールドエリートと呼ばれる、キウイエアラインのマイレージプログラムで最高ランクのお客様が3名ビジネスクラス1AとB、4Kに座っていると言った情報を共有しました。


ブリーフィングは最後に、担当ポジションをそれぞれのFAに伝えて解散、ほんの5分程度で終了しました。


勝弘達は次に、乗務員のロッカールームに行きました。


入社2日目の13人の書類用のロッカーは入口から近くのキャビネットの一番下の引き出しで、そこのキャビネットだけ、乗務員の名前の頭文字として書いてある、ローマ字のAやSと言った文字でなく「Temporary staff」と赤く目立つ字で書かれたマグネットが貼ってあり、とても分かりやすかった。


その時、ケイトが尋ねました。「ミッシェル、私たちのロスター(乗務スケジュール)って、何時いだだけるんですか?」

「確か、10月20日前後だったと思うわ、ロスターは4週間毎に発行されて、年間13回作られるの。」

「ロスターが完成すると、ここにある個人フォルダーに一枚づつA4用紙で配布されるのよ。」

それを聞いていたアンディが「わー、楽しみだね。最初のフライトはホノルルに行きないなー」と言うと、


側にいたスーザンが、「私はフランフルト便に当たらないかなぁ?」と返し、


更にサラが「フランクフルト便は現地6泊のDutyだから、人気が高そうだよね。私は、日本便にアサインして欲しいなぁ~」とそれぞれ、希望を胸に描いていました。

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勝弘達は次に国内線ターミナールに向かいました。


ターミナルに到着すると6人と7人の分かれて、空港職員用の証明写真を撮影してもらうグループと国内線乗務員が利用する休憩室に向かうグループに分かれました。勝弘は写真撮影グループで、指定された事務所の一室でパソコンを前に全身写真と上半身の写真を撮影し、最後に署名をしました。


この写真はスタッフ用IDに利用され、空港を管理する会社の審査を経て、大体10日前後で発給されるそうです。「このIDカードはパスポートと同じくらい大切なもので、仕事に行く際は必ず持参しないといけないものです。」と少し強い口調でミッシェルが話していました。

空港や航空機にはハイジャックやテロ攻撃などのターゲットにされる可能性もあるので、審査や管理が厳重に行われる事も、理解出来ると勝弘は思いました。


大体、1時間程で全員の写真撮影と署名が無事に済んだ後、国内線をデットヘッド(乗客として移動する任務)する場合の手順と、その際に立ち寄るカウンターの説明がありました。オークランドベースの国際線のFAは数こそ少ないものの、時々、デットヘッドでクライストチャーチにフライトし、翌日、早朝便でシンガポール便やサンフランシスコ便に乗務する事があり、そう言う時に利用すると説明がありました。


その説明が終わるとトレーニングセンターに戻って、ランチ休憩になりました。


つづく。


最後まで読まれた方は、コメント是非、コメント書いて下さい。あなたの心あたたまるコメントが何よりも、小説を書く原動力になりますので、どうぞよろしくお願いします。m(u_u)m


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飛行機「スチュワード物語」のストーリー説明

日本では珍しい男性の客室乗務員として、約7年間ニュージーランド航空で働いた著者の自伝をベースに作ったストーリー。

実際に出てくる人物名やその他は架空のものです。

第一シリーズは主人公の武藤勝弘が念願のキウイエアラインに内定し、そこから3度の短期契約を経て正社員に昇格するまでの1年半を描いています。

外資系航空会社のキャビンアテンダントとして働く日本人男性の事をもっと多くの方に知って頂けましたら嬉しいです。

①キウイエアライン:南半球、ニュージーランドの航空会社でその国を代表するフラッグキャリア。


②武藤勝弘:主人公、東京の旅行専門学校を卒業後、大手旅行会社で3年間外販セールスを担当、その後、ヨーロッパ中心の添乗員を目指し、イギリスに留学、それがきっかけで航空会社の客室乗務員を目指すようになる。


③木村剛:勝弘の先輩フライトアテンダントでメンター的な存在。キウイエアライン以外にジャーマンエアウェイズでも3年間の乗務員経験がある。
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