今日は、昨日の予告どおり、花の写真の撮り方の解説をします
思っていたより、長くなってしまったので、前編・後編に分けることにしました。
今回は、ちょっと真面目モードです
被写体にはいろいろ種類がありますが、それぞれ撮る時のポイントが違います。
動物園の動物の写真は、もちろん構図のことも考えるけど、
動物のかわいい表情や面白い表情が重要になります。
タイミングの問題ですね。
それから、風景の写真の場合は、「構図」と「光」で決まります。
オレは、ほとんど朝の早い時間か夕方に撮ることにしています。
それらに比べると、花(静物)の写真は、一番難しいかもしれません。
撮影には、ほとんどの写真にマクロレンズか望遠レンズを使いますし、
全部マニュアルで焦点を合わせます。
まずは、場所を決めます。
花の場合、場所によって、いろんな角度から撮れることがあり、
角度によって前景と背景が変わりますからね。
更に、芸術的な写真を撮る場合は、けっこう苦労しますよ~
写真を撮る前に、角度・高さ・前景・背景・ボカシ具合、そしてカメラの設定に
ついて、全て考えます。
センスやカメラの知識が必要になってくるんですね。
その為、一枚の写真にけっこう時間がかかるときがあります。
その分、何通りものパターンで変化がつけられるとも言えますね、奥が深い
でも、今日は<初級編>
難しいことは、さておき、簡単な撮影方法の紹介です。
百合が原公園で撮った写真を例に、花の撮り方を簡単に説明していきます。
まずは、問い合わせがあったので、今回は「背景を真っ黒にする」撮り方。
このように、花が目立って、けっこういい写真になります。
撮り方は、意外と簡単です。
光がさしていて、暗いバックがあれば、『漏出』をそのままか、少し落として
撮ればいいんです。
たとえば、こういう場所であれば。。。
この写真の真ん中の暗い色の木を背景にすればいいんです。
曇りの日には、こういう写真は撮れないけど、日がさしていれば逆光じゃなくても
順光でも撮れます。
※順光:カメラの背後から被写体に日が当たっている状態
背景が真っ黒になるので、背景のぼかしのことを考える必要がありません。
ですから、この写真のような花の場合、『絞り』を小さくして、全部にピントが
合うように撮れます。
ちなみに、この写真は、絞り値をf8にして撮りました。
どうです?簡単でしょう?
どんなカメラでも同様に撮れます
他の花も同じように撮れます。
夕方、もう一つの撮影方法の説明をしたいと思っています。
また見に来てくださいね