新刊本
「C型肝炎 この10年でわかったこと 
その副作用をよく我慢したものだ」

医学博士 板倉弘重先生 監修
メディカルジャーナリスト 廣海輝明先生 著

出版社: 青萌堂 (2015/6/16)
ISBN-10: 4921192979

ISBN-13: 978-4921192976
発売日: 2015/6/16

※ステビア・エキスが紹介されています!

巻末より
 肝臓についても、足元を見直すことが大事だと考えます。肝臓という臓器は、
人体の中で大変大事な役目を担っていますが、そのたゆまぬ働きに対して、現代人はつい見落としがちに生きていると思います。
 なぜなら、肝臓は沈黙の臓
器で、疲れ果てて肝臓が悲鳴を上げるまで気づかないからです。

 中でもC型肝
炎が厄介なのは一度かかるとなかなか治らないという現実があります。長年C型肝炎とおつき合いしてきた方は、いろいろな治療法を試しては挫折、あるいは副作用に苦しむという繰り返しをいくども経験してきていると思います。

 本書は、C型肝炎について丹念に調べ上げて、新たな治療法や、免疫力を高
める食べ物によって、健康な生活を取りもどす道を指し示しています。特に抗酸化力が認められるステビア草に着目している点はユニークで興味深いところです。
 多くの大学研究室でもその科学的根拠(エビデンス)が報告されていま
す。

 インターフェロン治療の抱える副作用等の課題を考えると、最近発表され
た画期的な新薬と 併せて 大いに期待したいところです。
 進化してきた肝炎の知
識や情報を理解するために、本書は必読の手引き書といえるでしょう。





(文中より)
ステビア・エキスのC型肝炎ウイルス抑制効果確認
── 国立群馬大学
医学部
      ・肝臓代謝内科研究チームが発見
「アメリカ肝臓学会」「日本肝臓学会」にて発表!

 研究論文の冒頭で「C型肝炎ウイルス(HCV)は持続感染により慢性肝炎から肝硬変あるいは肝癌を引き起こす。現在標準治療であるインターフェロン(IFN)及びリバビリン(Ribavirin)の併用療法は有効性が限られ、また副作用も認められるため、有効性と安全性を兼ね備えた新規抗ウイルス薬が是非とも必要である。」と実験に取り組んだ「背
景」を説明。

 「HCVレプリコンシステム(C型肝炎ウイルス培養装置)を用いてステビア・エキスのC型肝炎ウイルス複製に対する抗ウイルス効果について解析し以下のことが判明しました。

①ステビアエキスは、C型肝炎ウィルス複製を濃度依存性に抑制した。
②そのメカニズムとして細胞内インターフェロン・シグナルの誘導が示唆された。
③ステビアエキス常用患者において副作用はほとんど認められない。
④ステビアエキスは安全で効果的な抗ウイルス薬になりうると示唆される。
⑤インターフェロン無効患者、または何らかの理由でインターフェロンができないC型慢性肝炎の患者に対し、臨床研究を予定している。 

この研究成果
は、米国肝臓学会(AASLD)で演題が採択され、2008年の米国消化器病学会週間(DDW2008:サンディエゴ市)の中で公開され、同じ内容が、第44回日本肝臓学会総会でも報告されました。