広がるさまざまな医学的アプローチ

     福島県立医科大学微生物学講座 高橋和郎 助教授

■HIVウイルスとC型肝炎ウイルスとステビアと(2)



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 高橋先生は、そのアメリカ・サンディエゴの学会で、ステビア濃縮エキスのHIVウイルスに対する有効性について発表して注目を浴びた日本のエイズ研究の権威の1人です。

 インヴィトロ(試験管内)で、ステビア・エキスを1000倍に薄めて実験してもHIVウイルスの増殖阻止に効果があることが確認されたそうです。HIVウイルスの外側に飛び出ているタンパク質にステビアが結合することによって増殖が阻止されるメカニズムであると推測されています。

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 高橋先生はこう語っています。

 「HIVの増殖を抑止する成分はいろいろありますが、主に多糖類です。いくつかの多糖類は胃や腸で分解されますから、人の腸からどのくらい血液中に入るかがポイントになります。ただ、ステビア抽出液にはビタミンEをしのぐ抗酸化物質が含まれており、これまでの研究から免疫促進物質も入っていると考えられます。直接、HIVの増殖を抑えること以外にも飢餓状態にあって栄養状態が悪い人の場合には病気に対する抵抗力や免疫力が増すといった効果も期待できます。」

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 高橋先生とステビア草との関係は4年前に遡ります。エイズの感染が深刻なアフリカ諸国のウガンダ共和国、国営ウガンダ・ウイルス研究所(ジョイント・クリニカル・リサーチセンター)での調査・研究プロジェクトが浮上したさい、一緒に参加するJBBステビア研究所から「抗ウイルス効果がありそうなので確認して欲しい」という依頼があったのがきっかけでした。

 スクリーニングの結果、増殖抑止効果があることはすぐに分かりましたが、メカニズムの解明には1年近くかかったと言います。そして次が、ステビア草のC型肝炎ウイルスへの影響力でした。

 「現状では、C型肝炎ウイルスを試験管の中で増殖させる効果的な実験装置がないために、ステビア・エキスがC型肝炎ウイルスの増殖を直接阻害するかどうかの実験はできませんが、おそらくステビア・エキスが人体の免疫力を増強させ、C型肝炎ウイルスの増殖をなんらかの形で抑制するのではないでしょうか」――と高橋先生は言います。

 そしてこう付け加えたのです。「ステビアは成長が早く1年で2回収穫することも可能。HIV感染の増加は世界的な問題、またC型肝炎は日本の国民病。ステビア草が悲惨な現状を打破できる手がかりになるかもしれない」――と。




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