■ 最新「抗酸化科学」が確認した天然の免疫草

★東北大研究チームが突き止めた、「緑茶の5倍」の効果(3)




 次に同グループは、ステビアの魚油に対する抗酸化活性を調べました。というのも私たちは、魚油や青魚の食品としての摂取に興味を持っているからです。

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 私たちの体にとって都合のいい脂肪酸は、イワシ、アジ、サバなど背の青い魚に多く含まれている「エイコサペンタエン酸=EPA」や「ドコサヘキサエン酸=DHA」、「オメガ3」といった不飽和脂肪酸です。これは肉の脂肪酸とは逆に血液の濃度を下げて脂肪分の粘り気を和らげ、血液を流れやすくしてくれることで知られています。

 エイコサペンタエン酸やドコサヘキサエン酸、オメガ3の主成分はアルファ・リノレン酸です。アルファ・リノレン酸は、リノール酸の過剰摂取の害を中和してくれることがわかっています。またリノール酸中のアラキドン酸生成量を減少させて、血管壁での血液凝固を防いでくれることがわかりました。

 赤血球の細胞膜にこのエイコサペンタエン酸などがとりこまれると、赤血球がより柔らかくなって細い末端の血管へも通りやすくなります。

 1970年代に入って、北米のイヌイットの疫学調査で、いわゆる青魚に多く含まれるドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸などに、心筋梗塞を防ぐ効果があることもわかってきました。

 しかし問題はこのドコサヘキサエン酸やエイコサペンタエン酸もまた、基本的にとても酸化されやすい成分だということです。もしステビアが、その酸化を防ぐことができれば、魚油の有効成分を十分に活用することができます。私たちの研究目的もそこにありました。



 そして結果は予想通りでした。マイワシの魚油に対するステビアの抗酸化活性では、ステビア抽出末を2000ppm添加した場合、90(最高値は100)という最高度の指数を示しました。これは緑茶の熱水抽出物やアルファ・トコフェロールの約4倍の抗酸化効果です。

 しかも実験の副次効果として、ステビアは葉っぱよりも茎のほうが、およそ5倍も抗酸化指数が高いことが判明したのです。この実験レポートは平成6年の日本水産学会で発表され、大きな反響を呼びました。

 この結果はとりもなおさず、ステビア草に悪玉活性酸素の増加を防ぐ強い抗酸化活性があることが実験により証明されたということです。そして東北大でのこの研究に中心的な役割を果たしたのが前出の奚印慈現上海水産大学助教授です。

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 奚先生は、「中国の未来を担う30人」に選ばれた優秀な学究ですが、猛勉強の反動から緑内障になってしまいました。毎日、刺すような痛みの連続。そのとき出会ったのがステビア・エキス。その飲用によって痛みがグンと軽減したといいます。



 以来、奚先生はステビア草という不思議な草に大いなる興味を抱きます。そして日本での留学先である東北大での博士論文のテーマに、このステビア草の抗酸化活性を選んだのでした。



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