■ ステビア草の強い免疫力がC型肝炎ウィルスを撃退する

★免疫抗体を強化する「葉酸」の謎(2)




 さらに近年になって「ガンの原因」と注目されているアポトーシス(細胞の自殺=第4章に詳述)にも、この葉酸がからんでいるらしいのです。

 アポトーシスとは、古くなった老朽細胞が自然に死亡して、新しくて元気のいい若者細胞にその席を譲ることです。ところがガン化した古い細胞が「自殺」せずそのまま居座り、次々と増殖していく。これもまた葉酸不足によるDNA(染色体)異常が原因しているのではないか――というわけです。

アポトーシス.jpg

 さらに葉酸は、骨髄での白血球(免疫細胞)や赤血球の製造にも関係しています。免疫細胞もDNAが正常でないとウィルスなどの異物と闘うことができません。そしてこの葉酸が、免疫細胞の正常な誕生だけでなく、C型肝炎ウィルスなどウィルスに対抗する抗体(免疫グロブリン)の生産に大きな意味を持っていました。

 免疫細胞軍団に続く免疫力の第二の防衛軍は、「免疫グロブリン」と呼ばれる物質です。病原菌などの異物を「抗原」と呼ぶのに対して、これを阻止する「抗体」という呼び方もあります。記号ではIgと書き、IgAからIgD、IgE、IgG、IgMの五種類が知られています。Igというのは、免疫グロブリンの英語名「Immuno Globulin」の頭文字を取ったものです。

免疫グロブリン.jpg

 IgAは、人間の免疫の中でもとくに重要な腸での免疫を司っています。小腸、大腸、十二指腸からの細菌やウィルスの侵入を妨害・阻止する抗体です。IgDはその量がとても微量で、存在することはわかっているのですがその機能についてはまだよくわかっていません。

 IgEは、アトピー性皮膚炎や花粉症、ぜんそくなどアレルギー症状に対応する抗体です。スギの花粉など異物が私たちの体内に侵入すると、このIgE抗体が激しく抵抗してクシャミや涙、セキを連発するわけです。

 IgGは、もっぱら赤チャンをウィルスや細菌から守ります。IgGは母親の胎盤を通過できる唯一の抗体で、母親から胎児に受け継がれたIgG抗体が赤チャンを守るのです。抗体の基本形と言われ、血液中の抗体の70%ほどを占めていると言います。

 最後にIgMですが、これもまたその機能はよくわかっていません。



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