■C型肝炎治療の可能性と限界

★ インターフェロン療法の罪と罰(1)


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 さて、そこで登場したのが「インターフェロン療法」です。

 「C型肝炎を完治させる 夢の新薬 」ともてはやされました。わかりやすく言えば、「C型肝炎ウィルスを退治して体内から排除してくれる」ということです。
 でもいまでは、その効能の実態がはっきりしてきました。完治率がたったの30%しかないことが判明したからです。いささか期待はずれ……ということでしょう。
 もちろん、30%もの完治率があることは、「それだけでも大変なこと」というご意見があるかもしれません。だから「メッキがはげた」などと不謹慎なことは言うつもりもありませんが、「期待が大きかっただけにちょっとガッカリ」という声もまた正直なところでしょう。


(※現在では。「完治と言う言葉を使ってはいけない。それは一時的にウイルス量が計測機械の限度よりも少なくなってはかれなくなっただけではないか」という指摘の方が多いのではないでしょうか!)

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 インターフェロンとは、もともと私たちの体の中にある生体防御機能物質の一つです。すなわち体内にC型肝炎ウィルスが侵入してくると、免疫細胞である白血球が特殊な酵素(2―5AS酵素と呼ばれています)を生成させ、ウィルスに立ち向かわせるのです。
 たとえば私たちがインフルエンザにかかったとき高熱を発するのは、この生体防御機能のあらわれです。その性質を利用して、体外から大量の人工インターフェロンを投与してやろう、というのがこの療法の骨子です。
 ただし「インターフェロンがウィルスを殺してくれる」と誤解している人もいらっしゃるようですが、インターフェロンには直接ウィルスを殺す作用はありません。
 注射によって身体のなかに入ったインターフェロンは、肝臓の細胞のなかで3種類ほどの物質をつくる引き金の役割を果たします。この3種類ほどの物質が、ウィルスの増殖を抑えてくれるのです。





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