硝酸態窒素をも分解するステビアのパワー!!!


硝酸態窒素(しょうさんたいちっそ)……
皆さんには聞きなれない言葉かも知れませんが、
実はこの化学肥料由来の物質の残留が
私たちの子孫に深刻な影響をもたらすかも知れない
大きな問題なのです。

窒素・リン酸・カリウムは植物に必要な3大栄養素です。
畑で農作物を生産すれば土中から作物に吸収されますから、
当然、土中から失われていきます。
その為に肥料を与えるのですが、窒素の場合、
植物は硝酸態窒素の形でしか、根から吸収して利用出来ません。

通常、土壌中の有機物が分解されるとまずアンモニア態窒素が
生成され、土壌中の硝酸菌の作用で亜硝酸態窒素を経て
硝酸態窒素に変換されますので、
硝酸菌がいない環境では植物は生育できません。

つまり化学肥料を使い続け、
土中の微生物がどんどん減少して行けば、
硝酸態窒素そのものの形で含まれる化学肥料を
使用する必要が出てくるのです。
そこで大量の化学肥料が施肥された結果、
地下水が硝酸態窒素に汚染され、
その水で溶いた粉ミルクを飲んだ赤ちゃんに
健康被害が出たり、
葉物野菜の中に大量の硝酸態窒素が残留するといった
環境問題が起きています。

ほうれん草や小松菜などの葉物の野菜で、「えぐみ、苦味」が
強く感じたら、それは硝酸態窒素が原因です。

兵庫県立農林水産技術総合センターでは、
平成14年~16年(2002~2004)にかけて、硝酸態窒素の、
「特に軟弱野菜における硝酸イオン濃度を低くする技術の研究」
に着手しました。
葉面散布剤や肥料の種類、量等の肥培管理技術が
軟弱野菜の硝酸イオン濃度に及ぼす影響を検討した結果、
「葉面散布、土壌施用資材を利用した軟弱野菜の低硝酸化」
については、
葉面散布資材として「ステビア濃縮剤、植物ホルモン剤など」、
土壌施用資材として「ステビア乾燥材、微生物資材など」
に効果を認めました。

あの大変に危険な硝酸態窒素を
何とステビア農業資材が分解してしまうのです。
この研究を受け、2006年9月28日、
第222回日本作物学会において、
国立福岡農業高等専門学校の岡本啓湖先生グループは、

ステビア堆肥施用により、収穫されたサツマイモ(鳴門金時)中の
硝酸態窒素が低減し、収量が増加したことを報告しました。
岡本先生は「兵庫県立農林水産技術総合センターでの試験により、
過剰無機硝酸態窒素施肥条件下での小松菜・ほうれん草等の
含有硝酸態窒素減少効果が確認されている」ことを受け、
今回の実験に入り、
「ステビア堆肥には、
収穫さつま芋中の
硝酸態窒素濃度を減少させる効果が確認された」
と報告しました。
更に、実験はステビア牛糞堆肥と牛糞堆肥との比較で行われ、
「この硝酸態窒素濃度減少効果はステビア堆肥の特異性であり、
牛糞堆肥と共通原料となる牛糞によるものでは無いことが
示唆された」と明確に発表しています。

ステビア農業資材が硝酸態窒素を分解してしまうことが
確認されたわけです。
しかもステビアを混ぜてつくった堆肥を使用するだけでも
効果があるわけですから、
もちろんステビア農業資材と併用すれば、
相乗効果が当然期待できるわけです。
安心・安全な農作物を作りながら、
しかも収穫量も増え、味も美味しくなる。
ステビア農法をまず試験してみることは重要ではないでしょうか?


http://item.rakuten.co.jp/ikse/10000030
新規ステビア栽培セット


(ステビア・エキスとは?)
 南米パラグアイ原産の「ステビア草」は、
現地では薬草として崇められ、
いまでもハーブティとして愛飲されています。

ステビアの「葉」は、とても甘く、その葉から抽出された甘味成分で、
日本の化学メーカーが「天然甘味料ステビア」を発明し、
ステビア草の栽培が日本中に広がりました。

その後、「葉」を出荷した後の「茎」を“堆肥”に活用したミカンが、
とてつもなく甘く美味しくなったことから研究が始まり、
日本人研究者の渾身の努力で、ステビア草を天日乾燥させ、
「茎」も「葉」も細かく砕き、
霊峰・高千穂の嶺で有名な霧島連峰の天然水で煮沸・濃縮し、
約2年間寝かせて、醗酵・熟成させ
「ステビア・エキス」が完成しました。

ステビア・エキスは、
1 農作物の品質、甘味、旨味、日持ち向上 
2 家畜の元氣と肉質向上、          そして 
3 人間の健康増進! 
という、とてつもないパワーを秘めています。