ステビアいちご 紅つやか(ベニツヤカ)
                 (旬の食材百科より)

■紅つやか(ベニツヤカ)とは
●栃木生まれで関東の主流品種

  「紅つやか」は千葉県で作られている “ステビア農法で栽培されたイチゴ” の登録商標で、品種名ではありません。
 使用されているイチゴの品種は「さちのか」です。
 以前は「ステビアさちのか」という名称で流通していたものが2011年の晩秋以降「紅つやか」という商標が使われるようになりました。

●ステビア農法とは?
 ステビア農法とはステビア草の茎・葉を煮沸・濃縮し、約2年かけて醗酵・熟成させたステビア濃縮エキスを用いて栽培する手法です。

 ステビアは南米パラグアイ原産のキク科植物で、ステビア濃縮エキスには土壌の中の農薬や化学肥料の残留有害物質を減らし、有用な微生物を活性化させる効果があるとされています。
 また、ステビアの持つ豊富なミネラル分や抗酸化力は、コメや野菜などの味も良くし、収量を増加させ、また日持ちが良くなるという効果が見られるようです。
 紅つやかの場合も、さちのかの黒変を押さえる事ができ、完全着色での収穫がしやすくなりました。また、含まれる栄養成分や甘味も増しているそうです。

●紅つやか(ベニツヤカ)の特徴
 紅つやか(ベニツヤカ)は基本的にはさちのかとしての特性を受け継いでおり、平均的に円錐形の整った形の物が多くなります。
 大きな違いは、ステビア農法によって、さちのか特有に見られる黒変が少なく、美しい紅色が長く続くと言うことと、甘みが強く感じられることです。

■美味しいイチゴの選び方と保存方法
●美味しいイチゴを選ぶポイント
 まず、十分にヘタ近くまで色付いてムラガ無いこと。表面に艶があり産毛のようなものが残っているものを選びます。
 また、へたも要チェック。摘みたてのイチゴのヘタは緑が鮮やかでピンと先が立っています。鮮度が落ちるとともにヘタがしなびていき、どんどん干からびてきます。
 パックに詰めて売られている物は、基本的に上面の良く見えるところには綺麗なもの、下の見えにくい段にはそこまで気遣われていない場合が多いです。なので、下の段のイチゴもしっかりとチェックしましょう。よくあたって柔らかくなっていたりします。
●イチゴ狩りにワンポイント
 イチゴ狩りは、自分で採って食べられて楽しいですね。
 そこでワンポイント、甘いイチゴの見分け方。当然ですがより赤く熟した物を選びますが、イチゴは糖度が限界まで熟すとヘタの近くの果実表面にひびが入りやすくなります。こういうものを見つけたらしめたもの。間違いなくとても甘いイチゴです。
 こういうイチゴは店頭には並びません。イチゴ狩りならでは楽しめる物です。

 

●保存方法
 生のまま食べるのなら、冷蔵庫に入れ、なるべく早く食べてください。 イチゴミルクやソースなど加工して使う予定であれば冷凍保存できます。その際、イチゴに対して5%から10%の量の砂糖をまぶして砂糖がなじんでから冷凍する事をお勧めします。そうすれば解凍してそのまま食べても美味しいですよ。

■イチゴの美味しい食べ方
●水洗いは食べる直前にヘタを付けたまま
なるべく早く使いたい食材ですが、保存はヘタを取らずそのまま乾燥しないようにラップをかぶせ、冷蔵庫で保存します。 水洗いをすると、水っぽくなったり、痛みかけのものはずるけたようになってしまいます。洗うのは使う又は食べる直前で、ヘタを取らずに洗い、最後にヘタを取るようにします。

●イチゴは先の方が甘い
 イチゴはヘタ側からとがった先に向けて徐々に甘味が強くなります。その為、ヘタに近いほど、甘みよりも酸味が強く感じます。食べる時は、ヘタをとる際にナイフの刃先で果肉の軸の部分をを少しえぐるように切り取ると硬くて味が薄い部分が無く、美味しく食べられます。
●イチゴジャム
 ジャムを作る時は、大粒の物ではなく、シーズン終わり頃に出回る小粒の物を使うと良いですよ。その方が安く、また赤い部分の表面積が多くなるので、綺麗な赤いジャムが作れます。
 作り方は、洗ってへたをとったイチゴにグラニュー糖をまぶして一晩ねがせ、そのまま水などは加えずに煮れば出来上がります。ペクチンなども必要ありません。
●ピューレにして
 イチゴをミキサーにかけピューレ状にした物でムースやゼリー、イチゴソース、またスムージーなど色々なスウィーツが楽しめます。


■イチゴとは
●イチゴはバラ科の多年草 (英) Strawberry 仏) Fraise
 イチゴはバラ科の多年草の一種で、正式にはオランダイチゴ属に含まれます。ところで、このイチゴ、赤い愛らしい姿をしていますが、この食べている部分、実は果実ではないと言う事をご存知ですか?この部分は花托の発達した花の一部で、本当の果実はその周りにある胡麻の様な粒粒一つ一つがそうなんです。
●フルーツの中でも圧倒的な人気
 毎年一月から2月になると、あらゆる外食チェーン店では先を競うようにイチゴのフェア-がはじめあります。その時期も年々早まっているように見受けられます。実際に、イチゴのフェア-を行うと、はずすことなく、確実に売上につながっているといいます。それだけ、いちごは多くの人に受けが良いということなのでしょう。
●イチゴは野菜 !?
 結論から言えば、今の日本には統一した基準が無いと言えます。
 イチゴは野菜です 一般に果物の人気者ですが、メロンやスイカと同じく植物の分類や農業上では野菜なんですね。これは、日本では果実は「木」になる物であり、畑で作る草本類を野菜と定義しているからです。
 イチゴは果物です 一方で、メロンなどと同じく、市場では果物として扱われています。もちろん町で売っているのも果物屋ですね。そういう観点から、流通上は果物の分野となります。
 政府の統計でも、野菜(特定野菜もしくは果実的野菜)として扱われているかと思えば、果物として扱われているものもあります。
 海外では分類の考え方が違いあくまでも「フルーツ」として扱われています。「ベジタブル」ではないんです。

●イチゴの主な品種
 かつては東の「女峰」、西の「とよのか」と言われるほど、この2種がほとんどでした。それより前には「麗江」も人気の品種でしたが、今では世代交代が進み、現在市場に出回っている主な品種は非常に増えています。なぜか大粒のイチゴに人気があるようで、「アイベリー」や「あまおう」などの大粒品種や、それをもとに作られた新しい品種が多くみられます。また、「章姫」、「さがほのか」などもスーパーの店頭ではおなじみですね。それぞれの品種ごとの特徴や写真も用意しているのでご覧ください。

■イチゴの主な産地は
●全国イチゴ生産量ランキング
 全国で最も多くイチゴを生産しているのは「とちおとめ」や「スカイベリー」を産する栃木県です。次いで「あまおう」の福岡県、そして「ひのしずく」などの熊本県、「さちのか」の長崎県、「紅ほっぺ」や「章姫」で知られる静岡県、「アイベリー」「ゆめのか」の愛知県、「さがほのか」の佐賀県と続きます。

■イチゴの収穫時期と食べ頃の旬は
●イチゴの旬はいつ?
 イチゴは一番美味しく熟してから収穫されるので、収穫時期と出荷時期は同じです。
 今日では、イチゴがもっとも店頭を飾るのは12月後半から2月位にかけてですね。でも、本来路地物の旬は3月~4月くらいの春後半なんです。皆さんが早く食べたい、使いたいという欲求に応えるべく、農家の方たちの努力によりハウス栽培の技術や品種改良がなされ、どんどん早くなってきました。今ではほとんどのイチゴが促成栽培されるようになっています。
 とは言っても今でも4月旬の露地物は安く、しかも甘さが強く、おいしい物が多いです。しかし、気温が高いせいか痛みが速いようですね。ちなみに、真夏に採れるサマープリンセスまどの品種も登場しています。菓子屋などでは年中ショートケーキをはじめ、苺のケーキをおいておきたい物。これまでは輸入物を使っていたところも、国産で美味しいものが手に入るようになるとありがたいですね。
 結論的には、イチゴが最も美味しく、安く沢山出回る時期は1月から3月と言えるのではないでしょうか。 




 



http://item.rakuten.co.jp/ikse/10000030
新規ステビア栽培セット

(ステビア・エキスとは?)
 南米パラグアイ原産の「ステビア草」は、
現地では薬草として崇められ、
いまでもハーブティとして愛飲されています。

ステビアの「葉」は、とても甘く、その葉から抽出された甘味成分で、
日本の化学メーカーが「天然甘味料ステビア」を発明し、
ステビア草の栽培が日本中に広がりました。

その後、「葉」を出荷した後の「茎」を“堆肥”に活用したミカンが、
とてつもなく甘く美味しくなったことから研究が始まり、
日本人研究者の渾身の努力で、ステビア草を天日乾燥させ、
「茎」も「葉」も細かく砕き、
霊峰・高千穂の嶺で有名な霧島連峰の天然水で煮沸・濃縮し、
約2年間寝かせて、醗酵・熟成させ
「ステビア・エキス」が完成しました。

ステビア・エキスは、
1 農作物の品質、甘味、旨味、日持ち向上 
2 家畜の元氣と肉質向上、          そして 
3 人間の健康増進! 
という、とてつもないパワーを秘めています。