紹介するとは名ばかりの備忘録。


もうベルリンには暫く来れないかも、と思うと(と言いながらまたすぐに1ヶ月規模で訪ねるかも)、普通に通り過ぎていた色んなものが愛おしく思える。


例えばこれ。




日本でも品川駅内にショップがあったりするアンペルマン。


この子は東ドイツ由来のもの。ノスタルジーに掛けてオスタルギーという言葉がドイツ統一後多くが西のものにされてしまったことへの反動で生まれました(オストが東、ノスタルジーをドイツ語ではノスタルギーというのでこの言葉になる、つまりは「東への郷愁」)。


そういったことを背景に一度は西の信号になったものも東のものに再改変。


ちなみに、西のはこれ。




東地域にも紛れ込んでいるのですが、スマート過ぎて、寸胴な東のアンペルマンが恋しくなる。ちなみに、アンペルマンとは「信号の男」みたいな意味。


それから、ベルリンのゴミ箱は色々語りかけてくれます。



「餌をください」



「それを私に!」



「ガムをくれ」


なかなか楽しいです。


実質最終日の今日は西側の動物園(Berliner Zoo)の水族館に行ってきました。私の(日本での)指導教官が「ベルリンで疲れた時にはツォーZooの水族館に行ったりしましたよ」と言っていたのを思い出し、先生のオススメとあらば行かねば、と思いつつも先送りにしていたのでした。




なかなか癒されました。もっと前に行っていても良かったのかも。でも、東側の住人で、東側の大学に通っていた私としては(と言うとまだベルリンが東西に分かれているように聞こえてしまうかもしれませんが、もちろんそんなことはありません。でも、雰囲気が違うのは確かなんだよなー)、西側は別世界だったわけです。


ちなみに、この前の日曜日は東側の動物園(Berliner Tierpark)にも行ってきました。サファリを思わせる造りになっていて、動物を見ているはずが森林浴をしているような気分にもなりました。


ベルリンに来て動物園に行くなら大半の人が西側のに行くけれど、東側の動物園Berliner Tierparkはオススメです。それこそ癒されに行くのに最適。



暑かったこともあって、項垂れている動物も多かったのだけれど、何より木々が気持ちよかったー。


ドイツ人の友人はよく「自然のなかに行くといいよ」「湖に行けば?」なんて言っていましたが、それも納得。


では最後に。



「ホームとは、愛が宿る場所。思い出が作られ、友達はいつでも歓迎。そして、笑いが絶えることはない。」


寮の部屋で持っていたボードです。


最後の最後に、寮の空っぽになった部屋。








また来るぞ!うん。