去年の今日、私はベルリンのネオナチエリアでデモに出くわしそうになっていました。


去年は日曜日で、毎週日曜日恒例の日曜卓球をやるために待ち合わせ先に行くと、バリケードだらけの光景が広がっていたのです。


5月1日はメイデーであると同時に、ドイツを中心に右翼さん達には大事な日。


右翼系学生組合が強い大学街では「Maieinsingen(5月行進)」なるものが為されるのです。それもナチスが台頭する頃からの伝統。


ドイツでは左翼以上に右翼さんたちは公安監視の対象なので、ポリさんたちもきっちりマークしています。あと、左翼さんたちも反対デモを同じ年数だけ年輪を重ねてきました。


そうした諸々のデモから守ってくれた友人と今年2月から諍いを続けています。


日本に渡航しようとする度に「あんたは自分のことしか考えてない。私はどうなるの?みんな私から離れていく」と言われていた重圧から逃げるかのように、暫く距離を置いていました。


無性にそんな友人のことが気になり、3月末以来連絡を取っていなかった彼女に連絡してみました。


彼女も入院してるんだって。


うつだけでなく、パーキンソンも若くしてなった彼女。


脳にチップを入れるぐらいしか抜本的な治療はもう残されていないのだけど、情緒不安定ゆえにそれも許されていなかった彼女。


ちゃんとまた話せるようになりたいな。


彼女とまた卓球がしたい。


ホームシックだな。


ベルリンも私のホームなんだろな。