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「露出補正」して写真の明るさを思い通りにコントロールすることがあります。
プラス補正して「露出オーバー」で撮ったり、マイナス補正して「露出アンダー」で撮ったりと撮影者は自分の思い通りに明るさを変えます。
今回は「ハイキー」と「ローキー」についてお話します。
【ハイキーとローキーとは】
適正露出(±0)から...
●あえてプラス補正して”明るく”撮ることを「露出オーバー」といい
●あえてマイナス補正して”暗く”撮ることを「露出アンダー」といいます
とりわけ”極端な”...
●露出オーバーは「ハイキー」となり
●露出アンダーは「ローキー」となります
*”極端な”とは2段分以上の露出補正とします。(←特に決まりはありません)
2段分の露出補正は想像以上に明るさが変わります。
例えば絞り値がF4.0で適正露出(±0)なら...
●F2.0以上で明るく撮るとハイキー写真となり
●F8.0以上で暗く撮るとローキー写真となります
【ハイキーの写真を撮る】
それでは「ハイキー写真」を見ていきましょう。
①梅の花/ハイキー
写真①は梅の花をハイキーで撮ったものです。
日中曇天の天候。白梅は明るすぎると背景と同化してしまい、暗くするとせっかくの美しい白梅がグレーになってしまいます。
白梅の輪郭がギリギリ見えるところで撮りました。結果としてハイキー写真となりました。
②アジサイ/ハイキー
写真②はアジサイを接写で撮ったものです。
ハイキーにすることで全体が”ふんわり”して”幻想的”な描写となりました。
③公園の子供/ハイキー
写真③は公園で遊ぶ子供をハイキーで撮ったものです。
女性や子供、動物などは露出オーバーで撮ると肌が白く”ふんわりした”柔らかいイメージに仕上がります。
緑の自然もハイキーで清々しい描写となりました。
*ハイキー撮影では”ふんわり”や”さわやか”、”幻想的”な描写となりますね^^
【ローキーの写真を撮る】
続いて「ローキー写真」を見ていきましょう。
①彼岸花/ローキー
写真①は木漏れ日差し込む雑木林に咲いていた彼岸花を撮ったものです。
暗く日陰っている中、主題は太陽光に照らされた一本の彼岸花。2段分以上「マイナス補正」することで背景は黒バックとなり、彼岸花はスポットライトを浴びたかのように”凛と”しています。
マイナス補正効果で赤も濃くなり印象的なローキー写真となりました。
②青もみじ/ローキー
写真②も木漏れ日の中の青もみじです。
同じくローキーで撮ることで全体が暗くなると同時に、もともと光量の多かった部分だけがスポットライトのように輝いています。
③廊下/ローキー
写真③は廊下をローキーで撮ったものです。
そもそも暗い環境下での撮影となりましたが、これを露出を上げて明るく撮っても趣がなくなります。できるだけ明るさを抑えてローキーで撮影しました。
*ローキー撮影では”静寂”や”荘厳”、”緊張感”の描写となりますね^^
*ハイキーとローキーで撮影すると印象的な写真が撮れますが主題の「白飛び」や「黒つぶれ」には注意しましょう!
【ハイキーとローキーで写真を撮るまとめ】
●適正露出から極端に明るいことをハイキー
●適正露出から極端に暗いことをローキー
●ハイキーで「ふんわり/さわやか/幻想的」な印象
●ハイキーは「女性/子供/植物」に向いている
●ローキーで「静寂/荘厳/緊張感」な印象
●ローキーは「木漏れ日環境/建築物」に向いている
●主題の「白飛び」や「黒つぶれ」に注意が必要
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