夫は私よりも年下です
癌になる前は私の方が年上だから
しっかりしなきゃ
家庭を守らなければ
朝から家族のご飯作って
その間に洗濯機を回して
夕飯の準備をして仕事に行く
帰ってきたら洗濯機の洗濯物をたたんで
夕飯の用意をする
休みの日は掃除
夫は休みも不定休で帰宅が遅い
夜の11時半から12時くらいになる
夫の帰宅を待って食事を出して
食べ終わったら片付けて
寝るのは2時くらい
そんな生活を初めの頃は続けていた
ある日私がとんでもない体調不良になり
倒れてしまった
子宮筋腫による不正出血での貧血
「このままだと心不全起こします」との事で
すぐ入院してICUにはいり輸血
確か、、ヘモグロビン4だった気がする
その時に、自分の身体後回しにし過ぎたな
なんて反省した。
もう少し手を抜く事にすると夫に話した
その後、手を抜いたけど完璧主義の私は
新築で立てた家が汚くなるのが許せないのと
仕事に手を抜きたくない一心で身体を酷使した
案の定、謎の不調……
またも、自分の身体を後回しにしてる自分
学習能力低すぎ
吐き気
匂いつわり(香りが強いものに嗚咽)
背中の痛み
腰の痛み
倦怠感
不眠
それが結果的に癌でした
癌になり夫は、とても献身的になりました
今は私のご飯はほぼ作り置きしてくれて
掃除も洗濯もできる範囲でやってくれて
私は体調良い時に家事を手伝う位
ぐうたら生活
正直、元気な頃はなんでも自分がやってて
何もしない夫に腹立つこともありましたが
世間知らずで真面目で頭が固く
言葉足らずでやらかしてしまう夫ですが
夜中に「癌が良くなる」という料理本を
見てレシピを考えてくれる優しい夫です
家にいてくれる日がとても安心します
夫ありがとう
癌にならなければ、分からなかったこと
悔しい嫌だったけど癌が教えてくれたと
自分を大切に
目の前の事に一緒懸命に
なりすぎると、周りが見えず
1人取り残された気持ちになる日
そんな時は1人じゃない
みんなどこかで、がんばってる
明日がきたらもっと良い日になる