たしか、小学生のころ


聞いたお話です



ある男の子が


夏休みのお手伝いに


朝、家の前の道を掃除することになりました。



元気いっぱい、朝、気持ちよく起きて


道の掃除をはじめると、



ちょうどお隣のおじいさんも


家の前の道を掃除しています。



「おはよう、お手伝いえらいね」 とほめられて


男の子は、うれしく楽しく掃除をしました。



次の日、また、元気いっぱい早起きして


男の子は、今度はおじいさんの家の前の道も


がんばってお掃除をしました。



そうしたら・・・



おじいさんに、


「気持ちはありがたいが、


ひとの仕事をみなやってしまうのはいかん」


「これも私のやるべきことで、楽しみでもあるのだ」


と注意されてしまいました。



次の日、


元気いっぱいに起きた男の子は、


今度は、自分の家の前の道を


おじいさんの家とのさかい目まで


ぴったり、掃除をしました。



そうしたら・・・


また、おじいさんに、


「自分の家の前だけ、ぴったり掃除をするとは、


自分のことだけやればよいという考えはいかん」


と注意されてしまいました。




次の日、


今日も元気いっぱいに起きた男の子は、


どうしたかというと・・・



おじいさんの家のさかい目から、少しだけ


はみ出して、道の掃除をしました。



おじいさんは・・・


とっても、にっこりしてくれたそうですラブラブ


たしか、このような内容のお話でした。




一度聞いたきりだったと思いますが、


なぜか、いまでも覚えています。



人と人との関係や、ビジネスのことなどにも通じる


深~い、お話だな~ニコニコ と


思います。