サンクロレラ・クラシックで池田勇太プロが大暴れしております、タカアキラです。




最近出勤率の高い「ミントさん」からのリクエストです♪

パターについて書きましょう。



種類が沢山ありますがステップアップでの分類をご紹介致します。

*L字型
*T字型
*ピン型
*マレット型
*ネオマレット型
*中尺
*長尺


①L字型・・・

アイアンの延長で構える事が出来るパター。
シャフトからヘッドにかけてL字型に曲がっている事からネーミング。
フェースの開閉がしやすくアプローチの感覚で打てるのが特徴。
オデッセイの#9やTPミルズ・ⅩⅧは「L字マレット」と呼ばれていて、
ヘッド重量を重くして操作性が増したモデルと言える。
パッティングスタイルを「ストローク」「タップ」に分けると「タップ」がしやすいモデル。
シャフトは真っ直ぐに挿してある物が多いがグースネックになっているものもある。
初心者の内から一度は使用して欲しい形です。


②T字型・・・

「キャッシュイン」と呼ばれていた時代があるモデル。
試合でポコポコ入って賞金を稼げた事から愛された呼び名。
シャフトがヘッドの中心くらいに挿してあり、横から見ると「T」に見えた事からネーミング。
スポットがシャフト軸線上にあり、シャフトの延長で打てる感覚が特徴。
最近では使用者がほとんどいないが、青木功プロが愛用していた事で有名。
ヘッド重量が軽いため「ストローク」では打ち切れないので、これも「タップ」が良いモデル。
センターシャフトパターを愛用する方は練習用として持っていると良い。
シャフトはほとんどフェースと垂直に挿してあるものが多い。


③ピン型・・・

「トゥ&ヒール型」とも言い、PINGの創始者が最初に考えた形。
当初「特許」を持っていた形のためにPINGが独占していた事からネーミング。
最近では様々なネック形状が出てきたが、基本は「クランクネック」である。
カギ状のネックがヘッドのヒール側に挿してあり、
トゥ&ヒールに分けられたウェイトの間が広いスイートエリアとなりミスヒットに強いモデル。
「タップ」でも「ストローク」でも良いが、ゴルファーの癖を上手く活かせる形状。
ほとんどのモデルがシャフトをヘッドの左側から挿してあるので、
「ハンドファースト」に構えて打てるように設計されている。
ヘッド重量を重くも軽くも出来るため様々なタイプが存在しているが、
元々はPINGの「アンサー」「アンサー2」がほとんどのモデルの原型。
岡本綾子プロが愛用していた「B60」は「ピン型マレット」と呼ばれた最初のモデル。
最近では池田勇太プロが愛用する「ツアーステージTP-M1」もピン型マレット。
必ず1本は持っていて欲しいタイプ。


④マレット型・・・

「マレット=かまぼこ」と言う意味と勘違いしてしまうが、
正しくは「木槌」と言う意味らしい。
シャフトは直接ヘッドのヒール側に挿してある事が多く、
シャフトの軸線はヘッド中心に向いているため、
「フェースバランス設計」になっているタイプが多い。
シャフトは1回曲がっている「シングルベンド」
2回曲がっている「ダブルベンド」3回曲がっている「トリプルベンド」がある。
シャフトを回して挿し直せば、ハンドファーストにもストレートにも対応出来る。
「ヘッドを真っ直ぐ引いて真っ直ぐ出せる」モデルと考えられているが、
実際は相当練習しないと引っ掛けてしまうタイプでもある。
ライ角によっては座りが良いため初心者や女性に向いていると考えます。
恐らく最初に流行ったモデルは「ゼブラパター」
次に流行ったのは「ボビーグレースシリーズ」
近年ではオデッセイ「ロッシシリーズ」
最近ではオデッセイ「#5」、イエス「マリリン」、PING「パイパー」


⑤ネオマレット型・・・

オデッセイ・「2ボール」に代表される大き目の特殊な形のパター類。
テーラーメイド「スパイダー」、オデッセイ「セイバートゥース」、
PING「DOCシリーズ」、スコッティキャメロン「フューチュラ」
よほどの事がない限り、個人的にはどれもお勧め致しません。
パターイップス、距離が届かない等のお悩みがある方には処方するかもしれないタイプ。
フェースの開閉を極力したくない方、転がりが悪くていつも大ショートばかりの方、
どのパターを使っても駄目な方、パターヘッドにだけお仕事をさせたい方には良いかもしれません。
いきなり使用するよりも他のタイプを使ってから行き着くモデルと思って欲しいです。


⑥中尺・・・

専用にヘッドとグリップが重めのモデルが出ているが、
ライ角は普通の長さのものとほとんど変わらないのでシャフトの付け足しでも対応出来る。
通常はグリップが特殊でかなり重いので手元が安定してストロークがしやすい。
長さは36インチのプチ中尺から43インチくらいのものまである。
みぞおちや胸や腹にグリップエンドを当てて支店⇒支点を作って打つ方もいる。
ルール的に違反かどうかは調べてみます。
手首を使いすぎてしまう方や、ストロークの安定感が欲しい方にはお勧め。
現在のパターにシャフトを継ぎ足して中尺化させる事も可能。
ヘッド形状は様々で、T字型、ピン型、マレット型、ネオマレット型と種類は豊富。
方向性は良くなるが距離感が掴みにくい難点もある。


⑦長尺・・・

プロの間では流行っているようだが、
一般のアマチュアにはそれほど必要なタイプではないと考える。
アマチュアでもパッテイングに悩んだら最終的に使用するのは有りかもしれないタイプ。
長いためヘッド・シャフト・グリップ全てが重く、
パンチが入ったりインパクトで緩んだりしにくいのが特徴。
ライ角がアップライトのためフェースの開閉がしにくく、
ストレートのイメージが出しやすいタイプ。
普通は誰にも勧めません。




タカアキラ